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図書館の予約の関係で先に『図解と動画でまるわかり! 一瞬で動ける身体に変わる!』を読んだが、せっかくなのでこちらも読んでみた。
「ロコムーブメソッド」がどういうものか、ていねいに解説してあった。
◆目次◆
はじめに
序章 「動ける身体」を一瞬でつくるロコムーブ・メソッドとは
1章 なぜ、動物と違って現代人は、疲れやすく故障しやすいのか
誰も教えてくれなかった身体の回復作用
2章 実践!たった3つの動きで劇的に変わる
「フェニックス」「カンガルー」「チーター」
3章 すべての身体能力アップのカギは、「広背筋」にあった
骨格と姿勢はここから正せた!
4章 究極の動きで、さらに身体機能を高める
「ホースキック」
5章 動きにキレがでるトレーニング、鈍くなるトレーニング
まず鍛えるべきは「屈筋」ではなく「伸筋」だった
6章 身体が変われば、心が変わる!人生が変わる!
快情動を呼び起こす身体動作のしくみ
おわりに
- 2冊目の「図解」に対して「メソッド」を学べる本
- 腹直筋を鍛えると猫背まっしぐら!
- 左右差のバランスを整える具体的な方法あり
タイトルで見てもわかるとおり、2冊目は「図解」なので「とにかく実際にロコムーブの動きをやってみる」ことに特化した本だ。
「図解」版にも屈筋と伸筋の違いや、ロコムーブは伸筋を伸ばす動きであることは書いてあったが、こちらを読んだら全体の理論がよく理解できた。
老化とは屈筋優位になり、どんどん体が丸くなること。ロコムーブはそれと反対の動きになるため、アンチエイジングにもつながる。
一番わかりやすいのは、「腹筋をすると猫背になる」という話。腹直筋を鍛える運動、つまり一般的な腹筋運動は、結果的に背中を丸める筋肉を鍛えることになり、猫背を加速させるのだそうだ。
また、「お腹ぽっこり」も腹筋運動では改善されない。なぜお腹が出るのかというと、背中が丸まると肋骨と骨盤の間のスペースが狭くなり、収まりきれなくなるからだとか。
つまり、ロコムーブで肋骨と骨盤が適切な位置になると、「お腹ぽっこり」は少しずつ改善されるのだという。
この本で一番うれしかったのは、体の左右差のバランスを整える具体的な方法が書いてあったこと。
「図解」版では、左右どちらにゆがんでいるか、チェックする方法は書いてあったものの、どう改善するのかはほとんど言及がなかった。
この本では、ゆがんでいるのと反対側の広背筋を伸ばすための「片翼のフェニックス」の動きが載っている。
左右のゆがみは大きな問題につながりやすいそうで、ぜひ改善しておきたいところだ。
特に、目の高さが左右で違っていると集中力が保てなくなるという。首が歪んでいると目の高さが左右揃わなくなるので、意識してみるとよさそう。
理論はいいからとにかくやってみたい、という方は「図解」で充分(こちらに載っているのは基本の3つの動き+ホースキックのみ)。
どういうしくみかきちんと理解したい、という方はこの本も読むことをおすすめします。
私のアクション:「片翼のフェニックス」をやる
■レベル:離 ※斬新なメソッドなので
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読書日記:『図解と動画でまるわかり! 一瞬で動ける身体に変わる!』
※この本のメモはありません