【お断り】内容を損なわない程度に表現を変えているところがあります。ご了承ください
心因性ストレスが腰痛の原因(P47)
ストレスのかかった身体は「筋肉の緊張」を引き起こす。筋肉に負担をかけているのは姿勢の悪さだけではなく、心理的なストレスも関係している。継続的にストレスを感じている身体では、脳内のドーパミン量が減り、心身の元気が失われる。ドーパミンには「痛みの感覚を抑える作用」があるが、老化によっても減少するため、加齢で腰痛が慢性化する。
姿勢が悪いと交感神経優位のまま(P48)
顎が出た姿勢のままでいると、背中の筋肉が緊張状態となり、交感神経が強く働いて、身体が興奮した状態を維持する。それにより、筋肉が固くなり血管を締めつけてしまい、充分な血液が巡らなくなり、血圧上昇、胃腸の働き低下の可能性が高くなる。身体が休息できない状態に。
筋力の低下→ホルモン減少(P57)
背中側についている大きな筋肉はセロトニン分泌に大きく関わっている。この筋肉の筋力が低下するとセロトニンの分泌も減少する。セロトニンとは、心と身体を心地よい状態に整えるホルモン。また睡眠、呼吸、歩行、周囲への注意、認知機能などにも影響を与えている。
寝ても取れない疲れは胃腸疲れが原因(P76)
寝ても取れない疲れを強く感じているが、健康診断では問題ないという人は、まず胃腸の衰えを疑った方がいい。
一口を小さくすれば、噛む回数が少なくても、胃腸に負担がかかりにくい(P77)
疲れを自覚する前に休む(P135)
世界で活躍しているエリートほど、疲れてから休息を取るのではなく、疲れを自覚する前に休息を取るよう心がけている。
何もしないでゆっくりと休息を取ることが、老け込みにブレーキをかける体調管理の基本(P136)
「気分転換」や「運動」「趣味」などは「休息」にはならない。
「ランチタイムは、アイピローをしてひとりの時間を作り、ゆっくりと休んでいる」
「週末の土曜日か日曜日のどちらかは、家でゴロゴロしている」
という過ごし方をしている人は、上手に休息が取れている。活動スイッチを完全にオフにして気力と体力の回復を。
のんびりしているつもりでも、肩が前に出ていたら休息にならない(P140)
本やスマホ、ゲームに興じていると、脳が覚醒し、背中の筋肉が緊張するために交感神経が有意になる。のんびりとソファに座っている時も、自分の肩が前に出ていないか時々チェックする。
完全に休日という日は「スローモーションな1日」を心がける(P141)
すべての動きをふだんの8割の速さで行う。そうすることで脳が休息モードに切り替わる。
お湯の温度は37度で、約20分の入浴がベスト(P146)
ぬる湯で入ると、うるおい成分となるコラーゲンが生成される。
また、脳の海馬の働きも盛んになる。
理想は「食事の前にお風呂」(P151)
食後すぐに入浴すると胃腸が消化吸収モードに入らず、摂取した食事を効率よく消化吸収できなくなる。
入浴後食事をしている間に、入浴で上がった体温が下がり、睡眠の質が上がる。