毎日ゴキゲン♪の法則・スピ編

これからは「自分ファースト」で

「レシピ」がなくてもできる食事作り☆☆☆


家族が借りてきた本。マキさんはついに料理まで「しない」ものになったのか、と驚き、読んでみた。
目からウロコ、というほど新鮮な内容ではなかったが、いろいろとヒントはあった。


◆目次◆
はじめに
ご飯と味噌汁がおいしければほかはシンプルでいい!
素材が良ければ時短はかなう
マキ流・最低限のご飯作りルール
「半調理」で平日調理に手間をかけない
半調理だから野菜が使いきれる!
味を決めないからアレンジがきく
半調理は週末のご飯作りプラス15分のすきま調理
 次回ラクする倍量セット
まとめて半調理をすれば洗い物もゴミ処理も1回ですむ
ある日の晩ご飯作り

1 買い物編
2 半調理編
3 調理・味つけ編
4 道具編
5 冷蔵庫編
ある1週間5日間の夜ご飯例
平日調理のタイムスケジュール
おわりに

マキさんの本を読んだことのある人なら、以前と変わっている点がわかって面白い。
生協「生活クラブ」から週1回食材を届けてもらうようになったマキさん、献立も食材をもとに考えるようになったところが以前との大きな違いだ*1
といっても、キッチリ献立を考えて買うのではなく、重視しているのは「手間がどれだけかかるか」。トマトではなく、切る必要のないミニトマトを買うなど、できるだけ手間のかからない食材を選ぶことが時短への第一歩。

タンパク質をしっかり摂ることを考えているそうで、メインのタンパク質、サブのタンパク質と考えているところはヒントになった。
栄養素から食材を考える方法は、先日読んだ勝間和代さんの『勝間式 超ロジカル家事』に近い。

常備食材も把握しておく、という考え方は新鮮だった。
保存がきくので管理が甘くなりやすく、気づいたら期限を過ぎていたり、逆にあると思ったら使いきっていたり、そう言えば困ることが多かったな、と反省。
もっと「管理」という意識を持つとよさそう。


調理のポイントは「半調理」。野菜ならまとめてアクのないものから順番にゆでて味はほぼつけず、食べる時に調整するようにしているそうだ。つまり、以前より料理の「作りおき」はしなくなったそう。
ただ、「しない料理」とは言うものの、まとめて野菜を洗ったりゆでたり、短時間でこれだけの処理をするのは、慣れなければかなりハードルが高い印象。「しない」という言葉に惹かれて読んだ人はちょっと引くかもしれない。
「しない」の定義は「料理らしい料理をしない」「本やネットでレシピを検索しなくても作れるもの」ということらしい。
“ご飯と味噌汁をきちんと作り、野菜は前もって新鮮なものをすぐ半調理しておけば、メインのタンパク質を焼いたり炒めたりするだけで、平日は晩ごはんになる”というのがマキさんの考え方なのだ。


個人的には、苦手な「ついで」に目安が書いてあってヒントになった。
今使う分の倍作っておき(ゆでる、切るなど)、半分を保存しているそうだ。
夕食を作るついでにかける時間の目安は15分。これなら、苦にならずにできそうだと感じた。
他にも、みじん切りをする料理は時間がかかるので週末しかしない、など「かかる時間」を基準にすべてを決めているところに感動した。そういうものの見方をしたことがないのでとても新鮮に感じた。


一番楽しみだったのは冷蔵庫*2
冷蔵庫は以前と変わっているものの、容量はあいかわらず家族4人にしては小さめで、フリーザーの大きいサイズ。
保存容器、自家製調味料がどうアップデートされているかなども含めて面白かった。
たとえば、甘酢もやり方を変え、砂糖と酢を合わせた状態で保存し、使う時に塩分を塩やしょうゆで足すことで、応用範囲が広がったそう。


レビューの評価があまり高くないのは、働く女性にしたらすでにやっていることが多いからかもしれない。
ただ、こういうことを網羅してある本は意外に少ないので、効率よくそういう知識を得たい人や、新しく何かヒントがほしい人にはいいと思います。
マキさんの台所のやり方が好きな人には収穫の多い本です。
私のアクション:常備食材をリスト化、期限も把握してムダをなくす
■レベル:守 
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
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*1:さらに、在宅ワークに変わっているので、お弁当に関するページはありません

*2:もともとマキさんのことを知ったのは、冷蔵庫の使い方を紹介するネット記事だったので