著者の前作『薬剤師は薬を飲まない』が面白かったので、続編も読んでみたいと借りた本。
そういえば、食事についてほとんど書かれてなかったな、と思っていたら、別に出ていた。
◆目次◆
はじめに
1章 薬を飲まないために、大切なのは食事
2章 なぜ胃腸を休めなくてはいけないのか?
3章 みんな気づいていない現代人のゆがんだ食生活
4章 健康で若々しくなる食事のルール
5章 「感じて食べる」と毎日が輝きだす
おわりに
「薬を飲まない薬剤師」さんはどんな食事をすすめるのだろう、と興味を持って読み始めたが、すぐにあちゃー、と思った。
著者の考え方のベースが「ナチュラル・ハイジーン」だったからだ。
断食も勧めているし、さらに基本は玄米菜食で牛乳はダメ、と来たら「ごめんなさい、もうお腹いっぱい」と思ってしまった。
ナチュラル・ハイジーンについては、私も本を読んでトライしたことがある。
でも、あまり結果は芳しくなかった*1。
こういうものは本当に個人差がある。食べない方向に行って元気になった人も周りにいるし、マクロビが体質に合う人も当然いると思う。
ただ、私は何かを食べないとか、厳格な方向に行くとどうも健康を害するのだ*2。何でも食べる方が元気になれるし、朝も食べた方がいいように感じる。こればっかりはしかたがない。
ただ、著者はナチュラル・ハイジーンとしては比較的ゆるく考えられているので、やってみたいけどルール通りでは厳しい、と感じる人が読んでみるにはいいかもしれない。
人によって何が合うかは違う、ということも明確に書いてあるし。
参考になるかな、と思ったのは第5章にあった「感食」という考え方。
五感を使って食べる「感食」
「感食」というのは、「作ってくださった方への感謝の気持ち」「食べものとなるために落とした命への感謝の気持ち」「五感を思いっきり使って食べる」といった思いを込めて、私が作った造語です(P127)。
「感謝」と「感じて食べる」のふたつの意味を持つ「感食」。
これがあれば、おいしく食べられるし、食べることと向き合えるので消化吸収もよくなりそうだ。
「健康的な食事」についてどんな考え方があるのか大まかに知りたい、という人にはいいかもしれませんが、私には合わないのが明白なので、☆2とさせていただきました。
私のアクション:「いただきます」「ごちそうさま」をしっかり言う
■レベル:守? 巷でよく言われる「健康的な食事」について1冊で読むことができますが、個人的にはあまりおすすめしません。
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
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