毎日「ゴキゲン♪」の法則・暮らし編

「暮らし」をみがく読書日記。今の関心は健康的な食べ方、質のいい睡眠、時短家事です。

料理も「ミニマムライフ」にできる☆☆☆

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以前読んだ『いつもの献立がごちそうになる!新・家めしスタイル』に先だって出た本(以下、『新・家めしスタイル』と表記)。
『新・家めしスタイル』はこの本の続編だと思っていたが、ちがった。こちらはほぼ文章の「読む本」だ。
※『新・家めしスタイル』は、この本の内容をレシピ本っぽく再構成したもの、と考えてください。


◆目次◆
はじめに
第1章 バブルを経てわかった結論。家の料理が一番の贅沢。
第2章 道具はシンプル、食材は旬のもの。お金をかけずに、続ける方法。
第3章 食材をまず決め、7種の味から、違うものを選ぶ。最後に調理法。
第4章 手順も大事。さらに美味しく食べるための実践ポイント。
第5章 ひと手間で美味しさアップ。我が家で人気のレシピのコツ。
あとがき
本文中に出てくる料理(※索引です)

背景は不要、こういう料理が作れればいい、という人は、『新・家めしスタイル』で充分。
もし読むなら、第1章は総論なので飛ばしてもまったく問題なし。第2章から読めばいい。

(第1章に出てくる“家のご飯がバブルを境に大きく変わった”という説は瀬尾幸子さんの『これでいいのだ!瀬尾ごはん 』と同じだったので、読んでみましたが)。

なぜ、佐々木さんがこういう料理を作るようになったか、といういきさつも第1章にあった。
ターニングポイントは断食。味覚が変わるとよく言うが、佐々木さんも素材の味に目ざめ、素材を活かす料理法に自然に変わったそうだ。


また、佐々木さんは男性には珍しく、道具にはこだわらない派。このルーツは学生時代の山歩きにあるという。
荷物になるので、最低限のものしか持って行かない。それでも、山で料理を作って食べられる。手際がよく、材料をうまく使い回したり、味つけでバリエーションをつける方法は、ここから生まれたもののようだ。

佐々木さんの意図するところは、「食のミニマム化」なのだそうだ。
シンプルに暮らすと言いながら、なぜか日本人は食べることはバブル時代を引きずっているように見える、と佐々木さんは言う。
道具も少しでいいし、材料も旬の手に入りやすいもので充分。自分で作って食べれば体にもいいし、満足度も高い。

 不確実な時代だからこそ、生活だけでも構築的に。
 不確実な時代に、不確実な生活を送っていたら、私たちは何も依拠できるものがなくなってしまいます。せめてライフスタイルや、「誰とつながるのか」という人間関係ぐらいは、ちゃんと構築してよく生きていこうというのが、この本のわたしのメッセージなんです(P65)。


一番印象的だったこと。
佐々木さんが「“○○の素”は避けなさい、自分でだしを取ったり、面倒なら化学調味料の入っていないものを選びなさい」という理由は、体に悪いからではなかった。

素材の味そのものを味わいたいから、それだけ。世の中のほとんどの料理は「調味料の味」だという。確かに、市販のだしの素や合わせ調味料はどれも味が濃い。ポン酢ですら自分で作ってしまう*1佐々木さんは、そこが最大のこだわりなのだ。


他にも、野菜から献立を決めるというやり方やタイムラインを考えることで手際よく作れる、という斬新なアイデアも参考になる。

家にある材料を考えて、足りないものを買い、手際よく作って食べる。味は自分の好みでシンプルに。
これは「この世の大きな幸せ」のひとつだと思う。


台所もシンプルライフミニマリストを目指す人は読んでみてください。
■レベル:離(料理本としてはレシピがアバウトで、初心者にはむずかしい)
私のアクション:手順のタイムラインを、まず「準備」から考える
関連記事
読書日記:『いつもの献立がごちそうになる!新・家めしスタイル』
読書日記:『これでいいのだ!瀬尾ごはん』


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

*1:といっても、自分の好みで基本の調味料を各種、合わせるだけ