毎日「ゴキゲン♪」の法則・暮らし編

「暮らし」をみがく読書日記。今の関心は健康的な食べ方、質のいい睡眠、時短家事です。

分ける基準は「食べられるか」「食べられないか」だけ☆☆☆

※ [Kindle版] はこちら

ネットで紹介記事を見かけ、タイトルが印象に残った。
「本当に冷蔵庫が片づくだけで?」と疑問がむくむくと湧いてきて、どういう意味なのか知りたくなったので図書館で借りて読んでみた。
かなり人気の本らしく、ずいぶん待ってやっと順番が回ってきた。
すぐ読める薄い本だが、考え方は斬新で面白かった。


◆目次◆
はじめに 「冷蔵庫から始める幸せな暮らし方」
第1章 冷蔵庫の中は「美味?」、「ゴミ?」
第2章 タイプ別対策法「収納」、「買い物」、「料理」
第3章 流れができれば、幸せが舞い込む
まとめ 「ハッピー冷蔵庫の八ヵ条」
あとがき 「いつもがんばっているあなたへ」

著者・大野多恵子さんはライフオーガナイザー、ハッピー冷蔵庫アドバイザーとして活躍中の方だ。
著者のブログはこちら:「もったいない」から始める上質生活


なぜ冷蔵庫が片づけられれば、「何もかもうまくいく」のか?それが私の疑問だったのだが、その理由は「判断基準」だった。

…食べものは、「腐っているか」、「腐っていないか」この判断だけなのです(P26)。

収納を変えるプロセスで一番大変なのは、実は「判断基準」なのだそうだ。
冷蔵庫の場合、判断基準はたったひとつだけ。だから冷蔵庫は家中で最もハードルが低い、取りかかりやすい「収納」なのだ。
たとえば「思い出があるから捨てられない」と悩むことは、冷蔵庫に関してはあり得ない。だからシンプルに判断できる。

 最初に片づける場所が、玄関でもリビングでもなく、奥の奥にある冷蔵庫からというのは、そういった理由によるものです。まずは簡単な「分ける」判断基準で達成感を味わうことがあなたの「やる気スイッチ」をオンにしてくれるのです(P27)。

著者によれば、冷蔵庫は「食材のホテル」のようなものだという。収納は一般的に「すべてのものに住所を決めること」と言われる。つまり、「そこにずっと住む」のが前提だが、冷蔵庫だけは違う。

 冷蔵庫は「一時置き」、食材は「全て見える」、「使いきる」ことができたら、その空間には気持ちのいい「流れ」ができます(P12)。

ずっと滞在されては困るのだ。
冷蔵庫を片づけられると自信ができる。そこから少しずつ周囲に波及して、冷蔵庫以外の食品、キッチングッズ、カウンターと他の場所も片づけられるようになる、というのがタイトルの「なにもかもうまくいく」の根拠だ。


著者によると、リバウンドさせず、スッキリを保つ秘訣は「収納」「買い物」「料理」の3つがポイントなのだそうだ。
そのどこが弱点なのかは人によって違うという。どこが弱いのかを知るためのテストも載っている。

行動パターンで分けられるタイプは4つ。

1.見えない型…どこに何があるか見えない、探すのに時間がかかる
2.溜め込み型…ストックがないと不安
3.手作り料理多め型…つい作りすぎて食べきれない
4.珍し料理多め型…珍しい調味料や頂き物が残ってしまう(P47ほか)
※説明は私が独自につけたものです

テストをしてみたら、私は「見えない型」だった…ショック。
一応、作りおきのお鍋を入れるスペースも空けてあるし、ぎっしり詰まっているわけでもないのに。

こんな風に意外な自分の弱点に気づくことができるし、各タイプがどこに気をつければいいのか解説してあるので、“流れのある”冷蔵庫に近づける。
ただ、3つのポイントはそれぞれ密接なつながりがあるので、すべてのタイプの対処方法も読むように著者は勧めている。


また、意外に役に立ったのが「消費期限」と「賞味期限」の違い。
今まできちんとした違いを知らなかった。これは食品の「停滞」を防ぐために必要な知識だし、逆に食べられるものまで処分する無駄も防げる。

食材によって違ってくるが、だいたい冷蔵庫は1週間以内(調味料を除く)、冷凍庫は1ヵ月で入れ替わるように意識すれば、うっかり“定住”させずに流れができるのではないだろうか。


レビューなどで評価が低めなのは、「○○はここに入れましょう」といった、その通りにやればいいマニュアルタイプの内容ではないからだろう。
著者はライフオーガナイザーで、基本的に「快適・便利なやり方は人それぞれ」という考え方なので、ノウハウを求めて読むと肩すかしをされた気分になるかもしれない。
著者の冷蔵庫も写真で紹介してあるが、ごくごく普通の冷蔵庫だ。卵も、飲みものや調味料も、一般的な入れ方をしてある。あっと驚く使い方があるわけではない。

でも、中身を食べられるものだけにして、入れ方は家族とも相談してみんながわかりやすい場所・ルールを決めてしまえば、ずっと使いやすい冷蔵庫になりそうだ。
基本的な考え方を知るのにいい本。知ってから行動すれば、むやみにやるよりずっとラクにうまく行くはずです。

私のアクション:冷蔵庫内の食品を分けるスペース確保のために、まずテーブルの上を片づける*1
■レベル:離 他に類を見ない本なので。“収納の基本的な考え方”はごく一般的で大丈夫です

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読書日記:『考えない台所』※高木ゑみさんの本。冷蔵庫に関する記述もあります


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

*1:全部一度に広げるスペースが要るんですが、うちはテーブルを片づけるのが先です。とほほほ