毎日「ゴキゲン♪」の法則・暮らし編

「暮らし」をみがく読書日記。今の関心は健康的な食べ方、質のいい睡眠、時短家事です。

自然治癒力を発揮するには☆☆☆☆

いのちの輝き―フルフォード博士が語る自然治癒力
ロバート・C・フルフォード/ジーン・ストーン
翔泳社(1997/02)
¥ 1,620

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いのちの輝き
翔泳社 (2013/10/30)
売り上げランキング: 27,326

吉本ばななさんが『なるほどの対話』の中で、よく読む本として挙げていたのが知るきっかけ。

著者は「オステオパシー」という療法で長年たくさんの患者を改善してきた第一人者。オステオパシーという名前は聞いたことがあるが、どんなものか知らなかったので興味が湧いて読んでみた。

確かに、吉本さんが

「健康というものデリケートさと大ざっぱさの微妙なバランスを、読むだけでとり戻せる気がします」

と書くだけのことはある。
健康や生きることについて、改めて考えてしまう本だった。


◆目次◆
プロローグ
1章 オステオパシーとはなにか
2章 宇宙のしくみと人体
3章 健康が問い直される時代
4章 オステオパシーによる健康
5章 自己管理の秘訣
6章 健やかな生、穏やかな死
7章 霊性を高める
8章 エクササイズ
9章 もっと知りたい人のために
訳者あとがき

オステオパシー*1とは何か、この道50年以上、当時92歳の専門家が書いた本だ。
日本語では「整骨療法」などと訳されていて*2、現代医学とは違う“その人全体を診る”療法*3のひとつだ。

具体的な方法はくわしく書いてあるわけではないが、手の感覚を大事にしていて、手でその人の問題を探り、「手技」と呼ばれる方法で治療を行う。
数十万人を治療してきた*4人の語る言葉はとても力強く響く。


現代医学とは違う、身体のとらえ方が興味深い。
病院で原因がわからず、最後に著者のところにたどり着いて回復した人もたくさんいるそうだ。
中でもびっくりするのが、昔のけがなどで全身のバランスが崩れたために心臓が悪くなったり、内科的な問題を起こすなど、素人の感覚では「どこにそんな関係が?」というような原因が多いことだ。

残念ながら現在はもう亡くなられていて、ここまで素晴らしい治療ができるオステオパシー医はおそらく他にいないが、心身のしくみや自分でできる健康維持の方法についてくわしく書かれているので、それだけでも参考になる。


たくさんの人を診てきた結論として「人はひとりひとり違う」と断言していたことに感動した。
たとえば、「食事の時にひと口50回噛みなさい」とよく言われるが、これもすべての人が50回噛めるわけじゃない、とあった。

人にはそれぞれ、運動でも生き方でも向いているものがあり、それに合わないことをしていると心身に負担がかかるのだそうだ*5


著者によれば、呼吸がとても大切で、かなりのページが呼吸に割かれている。著者が続けているものや、患者さんに勧めていたエクササイズも8章にあるので、試してみるのもよさそう。著者はこれを50年以上続けて、90歳を過ぎても現役として治療に当たっていたそうなので、効果は保証済だ。


一番印象に残ったのが、「夜型か朝型かは、その人が生まれた時間による」という説。たくさんの患者さんに確認したので、間違いないそうだ。
そういう考え方は初めて聞いたが、確かに私も活動的になる時間帯は生まれた時間だった。


翻訳も、本の作りもとても端正な印象だ。
ばななさんが「読むだけでバランスが取り戻せる気がする」と書かれていたのは、その影響もあるかもしれない。

「人の神秘」が全体にあふれている本。科学を超えたものに触れたい人はぜひ読んでみてください。
私のアクション:呼吸のエクササイズをする
■レベル:離 深すぎてついて行けないところもあるので…


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

*1:このサイトがわかりやすいです→オステオパシーとは?――アトラス・オステオパシー学院

*2:ただし、正確な表現ではないという説も

*3:「ホリスティック医学」とも呼ばれています

*4:と、この本にありました

*5:著者は「固有の周波数」という表現をされていて、触れればその人に何が合うのかわかったそうです