毎日「ゴキゲン♪」の法則・暮らし編

「暮らし」をみがく読書日記。今の関心は健康的な食べ方、質のいい睡眠、時短家事です。

病気と闘うのはやめよう☆☆☆


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頑張らなければ、病気は治る
株式会社あさ出版 (2015/02/24)
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著者の『読んだら忘れない読書術』の巻末リストに挙げられていた本。

読んでみたいと思っていたところ、家族が借りて来てくれた。
私にとっては、アトピーから回復するプロセスを説明してくれるような、いわば「復習」の本だった。


◆目次◆
はじめに
第1章 頑張らなければ病気は治る5つの理由
第2章 「不安」を取り除けば病気は治る
第3章 病気が治らない2つのパターン
第4章 「受け入れる」だけで病気は治る
第5章 「なかなか治らない」を楽に乗り切る方法
第6章 家族が頑張りすぎると病気は治らない
第7章 「感謝」で病気は治る!
あとがき
参考文献

とにかく画期的な本。「見返し」の部分に“日本ではじめての本”とあるが、確かに、見たことがない内容だ。

……本書では、医者や病院を変えずに、薬も治療法も変えずに、患者さんが自分の「考え方を変える」だけで、今まで治らなかった病気を治す方法を書きました(P6)。

 なかなか治らない病気を治すのは簡単です。
 病気を治すことを頑張らない。病気と闘わないことなのです(P17)。

「考え方を変える」だけで病気が治る?闘わない?びっくりするようなことばかりだ。

著者によれば、今のほとんどの患者さんは、間違ったことをやっているらしい。
その間違いを示し、どうすれば病気が治る方向に転換できるのか、それを教えてくれる本なのだ。


たくさんの患者さんと接してきた経験から、治る人と治らない人は、はじめからある程度わかるという。そのカギは「受容」と「感謝」。
最初は病気を受け入れられない「否認」から入ることが多い。しかし、病気を受け入れ(=受容)、病気や今自分のいる環境に感謝できるようになれば、自然治癒力が発揮されて回復に向かうのだそうだ。


確かに、自分の経験から言っても、必死になっている時よりも、ある程度時間が経ってあきらめてきたというか、「しょうがないなあ、ぼちぼちつき合おう。仲よくやるか」というゆるい感覚になった時期に、よくなるきっかけをつかめた気がする。

その理由は、脳内物質にある。頑張って治すぞ、闘うぞ、と思っているとアドレナリンが出る。体が闘争モードに入っていると、自然治癒力は働かないのだそうだ。
逆に、なぜ著者が「感謝」をすすめるかというと、感謝の気持ちによって出るエンドルフィンやオキシトシンが、回復を促進してくれるからだ。

「受容」や「感謝」がいい、というのは他でも何度か見かけたが、その理由まで解き明かしてくれる本は初めてだったので、納得できた。


また、精神科医ならではの「考え方をどう変えるか」指南がいい。
たとえば、「あの医者は信用できない、嫌いだ」と病院を転々とするのは患者にとってもデメリットが多い。
その対処法はまず、3回は我慢して診察に通う。だいたい3回で信頼関係はぐっと前進するので、そこまで通って、それから相性を考えても遅くないという。

それから、悪口を言うのは自分にとってもマイナスの要素が大きいので、悪口を減らすためには、嫌いな人を減らす戦術をとる。
それには、「好き/嫌い」の2分割ではなく、「好き/ふつう/大嫌い」の3つに分けるといいという。そうすれば、「大嫌い」に入る人はあまりいないので、結果的に嫌いな人が減り、悪口も減らせるのだ。

こんな風に、ちょっとした考え方でネガティブになりがちな気持ちを少し前向きにできる。
決して無理な押しつけではなく、「こんな方法もありますよ」「こうしたらどうでしょう」という提案なので、心身が弱っている時でも受け入れやすいと思う。


「こんなことで?」と驚くか疑う人がほとんどだと思うが、状態が思わしくない時や、停滞期の人にこそぜひ読んでいただきたい本。
実は、家族が頑張りすぎても治らないのだそう。なので、ご家族にもお勧めします。
(私はこの本で治ったわけではありませんが、読んでみてとても共感できました)。

私のアクション:アトピーの回復体験をブログに書く
■レベル:守 ※ぜひ、今ご病気の人やご家族に読んでほしい本です。
また、「頑張らない」方法あれこれは、病気を治すと同時に、「病気にならない予防」でもあるそうなので、健康でいたい人にも役に立ちます。

 ここでお伝えしてきた「対処法」。「悪口を言わない」「深呼吸で怒りを発散する」「毎日笑顔を絶やさない」「日頃から感謝の言葉を使う」といったことは、「病気を治す」方法であるとともに、すべて「病気にならない方法」でもあります(P224)。

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以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。