ちょっと変わった美容の本だった。
◆目次◆
1 「愛され続ける女」とは?
2 愛される女の顔
3 愛される女のカラダ
4 美は細部に宿る
おわりに
著者は、同世代の女性になかなか手厳しい。「若作りし過ぎるのはイタい」とキッパリ書いている。今しているメイクはいつのものですか?何十年も前の方法と色をそのまま使っていませんか?――耳が痛い。
しかし、40代以降の女性の悩みは熟知している著者。ご自分が心がけていること、結果の出るコツ、トータルバランスで美しくなる方法などを教えてくれる。
比較的簡単で続けやすい、これなら何とかなりそう、と思える提案なので前向きな気持ちで読める。
毎日10分でも、ながらエクササイズでも、積み重ねれば1年でこれだけ、3年でこれだけ、という数字には衝撃を受けた(下のメモにあります)。やはりコツコツと小さな積み重ねがキレイをつくるのだ。
そして、「美は細部に宿る」のだが、「トータルバランス」を考えて美人になることは可能だ、という言葉は励みになる。欠点ばかり気にせず、バランスに気を配ればまだまだキレイは目指せる。
著者は「メンタルコーチ」なので、そういう視点もあるのは新鮮だが、章の最後にはお気に入りグッズの紹介などがあり、本は美容のカリスマっぽい作りになっている。
私にはそれがどっちつかずに感じられてしまった。美容の本の場合、著者の個性が振り切れたものの方が「自分はまねできないけどスゴイ」という迫力が感じられて好きなので。
もちろん著者のブログのファンもたくさんいらっしゃるので、著者と同じものが使いたい!というリクエストでこういう本になったのかもしれない。
ただ、私には先に読んだ『美も願いも 思い通りになる女(ひと)の生き方』の方が面白かった。
美しくなるためのケアを習慣化するのはむずかしいが、そのためのヒントはいろいろと紹介されている。なかなか続かないのよね、という方は読んでみてください。
アラフォー以上推奨です。
私のアクション:スキンケアに「両手で頬を包む」をプラス
関連記事
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
「美」はトータルバランスが命(P9)
どこか欠けているとか、コンプレックスを感じるところは、簡単に別の長所で補えるもの。
美しいということは、正しい(P24)
※武道の師匠の言葉
正しく動いている人は美しい、ということ。
スキンケアで気をつけたのは、洗顔と両手で頬を覆う習慣(P70)
両手で頬を覆うことで、肌は自分に関心を持ってもらったことを細胞レベルで喜び、その結果状態がよくなる。
何もしなかった時の1年後の自分の姿をリアルにイメージングすることと、その美容習慣を1年間続けたあと、どうなっているかのイメージングをする(P122)
行動することのメリット、行動しなかった時のデメリットを明確にすることは、行動の継続力、つまりモチベーションをあげる上でとても重要。
意識するべきは、お腹よりも背中(P133)
お腹の部分やせをがんばるよりも、背中に気を使うだけで、お腹は絞れる。……背中を鍛えると、お腹も自ずと鍛えられる。
女性は時間と手間をかけたことに満足感を感じる(P140)
インスタント的なことには満足感をあまり感じないので、こうして自分に手をかけていることで自分自身が価値のある人間である、と無意識に理解するようになる。
1日10分でも大きな違いを生む(P146)
1日10分のエクササイズを1年続けたら、1年間で60時間以上のエクササイズの時間になる。さらに、ながらエクササイズをあと10分加えれば、年間で120時間、3年で360時間になる。
「私、食べれば食べるほど痩せちゃうのよね」と言いながら食べると太らない(P156)
ほのかに香る香水のつけ方(P163)
手を前に伸ばして腰から30~50センチくらい離れたところで2、3プッシュし、その前を通り過ぎるだけ。
美しくなるために大切な3つのこと(P180)
まずひとつめは、「自分を愛していること」。
ふたつめは「自信を持つこと」。
最後に「満たされ感を持つこと」。