本多さおりさんの本。片づけに限らず、本多さん流のモノとのつきあい方やポリシーを、さまざまな切り口で見せてくれる。
人生をシンプルするには、しっかりしたルールが必要なのだ、と教えてもらった。
◆目次◆
はじめに
1 身軽に生きるための心得――モノが好きだからこそ、選び抜いたモノと身軽に生きたい!
2 わたしの棚卸しをしよう――うしろめたさのない、モノの手放し方、提案します!
3 モノは人生のよき相棒――モノが好きだからこそ、選び抜いたモノと身軽に生きたい!
おわりに
本多さんが考える理想の状態とは
家の中が、必要最低限のモノでスッキリとまかなえている。何がどこにあるのか把握できていて、やりたいことにすぐに取りかかれる。モノと情報のストックが整然としていて、頭の中がクリアである――(以下略)(P4)。
スッキリした暮らし方を提案されているので、ミニマリスト寄りの考え方の人なのかと思っていたら、実はモノは大好きなのだそうだ。
だからこそ、モノに振り回されないためのさまざまな工夫やルール作りが必要だという。
ポイントは、「たくさんある」ではなく、「どれも気に入っている」ことで得られる満足感。
だから、家に入れるモノは厳選する。本多家ではほとんどのモノが現役*1で、少数精鋭で回しているのだそうだ。気に入って買ったものなら、高価な器でもどんどん使う。
理想のご飯茶碗が見つかるまで何年も探し、念願叶って手に入れた本多さん。愛用するうちに欠けてしまったら、金継ぎ(修理)して使っているという。
やはりここでも「定数管理」はお約束。本多家のタオルや布巾類の定数が公開され、洗濯の頻度まで書いてあるので参考になる。
ハンカチが夫婦共用で5枚!これには恐れ入った。何もかも本の通りにする必要はないが、やっぱり「適正量」をもっとシビアにした方がよさそうだ。
一番印象に残ったのは「情報」の管理の話。本多さんは情報もスッキリ整理されているそうで、コツは「検索しやすいところに情報を整理してストックしておく」こと。また、忙しい時ほどすぐアクセスできるように情報整理に時間をかけるそうだ。モノの整理と情報の整理は同じなんだな、と痛感。
モノは好きだけど、だからこそルールを決めて管理する。
増やしすぎずにすべて把握することで、気分よく暮らせる。
モノとの上手な距離のとり方はヒントになります。
私のアクション:スタメン(モノの適正量)を決める
■レベル:守
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
life.yasuko659.com
*1:現役以外=ストックと思われます