毎日「ゴキゲン♪」の法則・暮らし編

「暮らし」をみがく読書日記。今の関心は健康的な食べ方、質のいい睡眠、時短家事です。

「先取り習慣」でごはん作りがラクになる☆☆☆☆

「時短料理」って何?手抜きじゃないの?というのが手に取ったきっかけ。
かなり薄い本だったが、内容は濃い、「使える本」だった。

◆目次◆
はじめに
料理は段取りが命、作業の先取りを習慣に。
時短で作るなら調味料にはお金をかける。
道具は時短の強い味方、使いこなせばもっと早く。

WEEK1 台所仕事を見直し、時間価値を高めよう。
Day1 手早い料理は、分割と先取りから。
Day2 肉は、倍量炒める習慣を!
Day3 基本の料理パターンを決めてしまおう。
Day4 料理本を広げながら作らない。
Day5 冷凍庫に頼らず、食べ切る工夫を。

WEEK2 「さしすせそ」を制して時短の味を極める。
Day1「砂糖」こそは、時短料理の強い味方。
Day2 まず野菜の塩もみを作っておこう!
Day3 甘酢は、働きものの万能調味料。
Day4 うちの味は、しょうゆだれから。
Day5 みそ汁だけではもったいない!

WEEK3 素材の扱いを知って調理時間を短縮する。
Day1 野菜の皮むきはやめよう!
Day2 肉魚には下味をつけて、寿命をのばそう。
Day3 冷凍フル活用で薬味上手に。
Day4 先取りさえすれば、本格だしもかんたん!
Day5 乾物は、包丁いらずの時短食材。

作ってみよう。
Weekend 1週間分の献立を立ててみよう。

WEEK4 下ごしらえで時間泥棒にサヨナラ。
Day1 肉や魚のそぼろは、使えるおかずの素。
Day2 かたまり肉は、時短の頼れる助っ人。
Day3 おいしさを先取りする、マリネ術。
Day4 ゆで野菜を1種類、必ず常備しておこう。
Day5 野菜の下準備にこそ、冷凍は活用すべし。

やってみよう。
1 旬の魚を意識してとろう。
2 1週間で帳尻があう食材選びをしよう。
3 野菜だけごはんの日を作ろう。
4 少し早起きで朝時間を強化してみる。
5 たまには豆をゆでてみたい。
6 決まった曜日に冷蔵庫の掃除をしよう。
7 自分の時間の使い方を振り返ってみよう。

レシピ+α
おわりに

著者は料理研究家だそうだが、読むのは初めて。
もともとがライターさんだからか、読みやすく、全体を通してとてもわかりやすい「しくみ化の指南書」だ。


「時短で夕食作り」を実現させるための考え方を教えてくれる。
目次を見ればわかるが、およそ1か月で時短料理の基本が身につくように作られている。
高木ゑみさんの『考えない台所 』をさらにシステマティックにしたような印象で、トレーニング本と言ってもいいかもしれない。
とはいえ、レシピやそれを組み合わせた献立の例もたくさん載っている。


時短と言われてまず思い浮かべるのが自作の「たれ・調味料」類。それに、下味をつけて保存する肉や魚ではないだろうか。
だが、今までなかなか使いこなせなかった。
この本を読んで、初めて使い方や展開のやり方が理解できた気がする*1


一番の収穫はレシピの因数分解*2
すべてのレシピは5段階に分割できるという。

1.切る
2.下味
3.加熱
4.味つけ
5.保存(P6)

料理本を読んだ時に、頭の中で5段階に整理し直すクセをつけておくといいそうだ。これができるようになると、途中で本を見に行かなくてよくなるので時短になり、流れを理解して作るのでさらに時短になる。

しかも、“先取り”するためにはどこまで先にやっておき、どこからを直前にするのかの判断が重要だが、流れがわかっていれば簡単に判断できるようになる。

慣れてくれば、たとえば主菜を「鶏を揚げる料理」で考えた場合、帰宅後揚げる余裕があれば唐揚げに、朝は時間があり、帰宅は遅いのでほぼ食べるだけの状態にしたいなら南蛮漬けに、と応用できるようになるという。


この本の教えが身につけば、手抜き感のない時短ができるようになるはず。
私がしみじみ納得したのは、次の言葉だった。

「……料理ができることと、三度三度のご飯を支度する『おさんどん』ができる繰り回し力は違う」ということ。おしゃれなおいしい晩ごはんを作れても、翌日のごはんまでは考えていなかった……ということも多いのでは?(P112)

料理が作れるようになっても、毎日のごはんを連綿と作り続ける能力は別なのだ。次のステップと言ってもいいかもしれない。

「おさんどん」力を上げたい人におすすめです。
私のアクション:レシピを分割して考えるクセをつける
■レベル:破 ある程度、本を見てひとりで作れる力がついてからどうぞ。

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読書日記:『考えない台所』


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

*1:たとえば、肉みそをつくっておいて麻婆豆腐にするとか、甘酢をつくって、下味やマリネ液、ドレッシングに利用など

*2:著者は単に「分割」と書かれていました