書店で見かけて手に取り、面白そうだったので図書館で予約した。
かなりの人気で半年以上待った。
アマゾンやブクログでの評判はもうひとつだが、楽しく読めた。
◆目次◆
はじめに
第1章 捨てる、持ちすぎない
断捨離で暮らしは変わる やましたひでこ
ラクできる台所仕事 門倉多仁亜
持ちすぎない暮らし講座 金子由紀子
第2章 片づける、整理する
ムダを省いてシンプルライフ 小西紗代
シンプルなおうちにするメグメグの「片づけハッピーテク」 megru
ごちゃごちゃが一気に解消!“ワードローブノート”で衣類のシステム管理 柳沢小実
第3章 収納する
狭くたってだいじょうぶ!心地よい空間のつくり方 本多さおり
DIYと雑貨で家を大好きな空間に すげさわかよ
少ないもので豊かに暮らすシンプル・キッチン 大原照子
第4章 心を整える
イライラ・モヤモヤが3秒で消える心が晴れる 魔法の言葉 ひすいこたろう
本当の豊かさ「シンプルに暮らしたい」あなたへ有川真由美
「イヤな性格」にサヨナラする心の大掃除 心屋仁之助
PHPの増刊号「くらしラク~る」の記事をまとめたもの。
たくさんの人の記事が少しずつ載っているので、カタログ的な本と思った方がいい。
ひとりのページ数は、多い人でも10ページくらい。カラーで写真も多いので、それぞれの個性やテイストがわかりやすい。
今は「整理収納アドバイザー」として活躍する人だけでも大勢いらっしゃるので、自分に合うかどうかを見極める本と割り切って読めばいいのではないだろうか。
このブログでも著書を複数紹介している第1章の3名(やましたひでこさん、門倉多仁亜さん、金子由紀子さん)の方々は、みなさんうまくエッセンスがまとめられていると感じた。
「断捨離って何?」という人は、この本のページだけでも読むと手っ取り早いのでは、と思うくらい。
収納にも、快適と感じるインテリアにも、それぞれ好みがある。
たくさんの人のページを見ていくと、「この雰囲気は落ち着かないな」とか「こういう分類や収納法だったらできそう」といった自分の基準に気づける。
実は、金子さんのご自宅を見せる記事は初めて読んだ*1。理論は大好きなのに、テイストは好きな感じとちょっと違っていたので驚いた。
そのくらい微妙な差があるので、たくさん見てみるのは大切だ。
また、一見「これも片付け?」というような第4章の面々。有川さんはまだ片付けの話もあるのだが、ひすいさんと心屋さんは本当に心の話オンリー。でも、みなさんいい仕事をされていて、面白かった。部屋の片付けと心はつながっているのだ、と改めて感じる内容だった。
この記事のタイトルにした「シンプルライフはオーダーメイドの暮らし」というのは、金子さんの言葉。
誰かに「タオルは何枚あればいい」とか「これはここに収納すれば便利」と決めてもらったら楽だけど、理想の暮らしは1人ひとり違う。
時間をかけて少しずつ自分にぴったりのシンプルライフを作り上げていければ、と思う。
テイストは違っても、みなさん同じように書いているのは「掃除が楽になった」「時間が増えた」「気持ちよく過ごせるようになった」などなど。やはりポイントは「自分が手に負える量のモノ」だけに絞ること。
気軽に読めて、片づけのきっかけになったり、モチベーションが上がったりする本。
図書館で見かけたらぜひどうぞ。
私のアクション:柳沢小実さんの「ワードローブノート」を作る
■レベル:守 自分好みの収納を探す、自分の価値基準や優先順位を知るきっかけに
以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
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*1:著書は文章メインなので。以前クローゼット収納だけはインテリアムックに写真で紹介されていたのを見たことがあります