毎日「ゴキゲン♪」の法則・暮らし編

「暮らし」をみがく読書日記。今の関心は健康的な食べ方、質のいい睡眠、時短家事です。

ドイツ人になって心豊かに暮らそう





門倉多仁亜さんの『ドイツ式暮らしがシンプルになる習慣』を読んで面白かったので、図書館で予約して立て続けに読んだ。

同じ著者なので、当然同じような話も出てくる。ただ、この2冊の間に門倉さんはお引っ越しをされているので、家具の置き方が少しずつ変わっていたり、台所の雰囲気がずいぶん違っていたりするところが読み比べできて面白かった。

本の違いとしては、『ドイツ式部屋作り』はドイツ人のお母様の現在の住まいが写真入りで詳しく紹介されているところがポイントで、『シンプル収納・片づけノート』はご主人のご実家だった鹿児島のお宅をどんな風に改装したかが興味深い。さらに、『シンプル収納・片づけノート』の最終章では、ニューヨーク在住の80歳のドイツ人女性の計画的な家事のやり方がかなり詳しく載っているので計画をどう立てるかのヒントになる。


2册を読んで感じたのは、ドイツ人はつくづく考えるのが好きだ、ということだ。やみくもに始めたりしない。計画を立て、その通りに動く。ひとつひとつがとても合理的だ。
衝撃だったのは、まず「その部屋で何をしたいか」から考える、ということ。そんなこと今まで考えたことがなかった。
門倉さんは、たとえば「主寝室」として作られた部屋であっても、自分が暮らしやすくなければ、寝室は別の部屋を使う。実際、引っ越してすぐは主寝室で寝ていたものの、いろいろと問題がわかったので部屋を入れ替えたそうだ。
また、リビングにテレビはない。その理由は「リビングはくつろぐところだから」だという。というわけで、テレビが置いてあるのはワークルーム。
つまり、自分が何を優先したいのか、どんな暮らし方をしたいのかを考える・知ることがまず最初の一歩なのだ。


そしてもうひとつの衝撃は、今のお宅に引っ越すまで電子レンジを持っていなかったということ。ご主人からずっとほしいと言われていたのに、台所が狭くて置く場所がなかったから買っていなかったそうだ。今の台所に置ける、と確信が持てたからようやく購入に踏み切ったという。この、「暮らしにぴったりフィットするまで妥協しない」という潔さはびっくりした。そもそもの発想が違う。

なので、これをそっくりそのまま取り入れるというよりは、考え方を教わると言った方がよさそうだ。収納に対する考え方や、居心地のいい状態を維持するために毎日少しずつ片づけること、家事を計画的に行うことなど、勉強になった。
ところどころに挿入された写真がとても美しいので、がんばったらこんな家にできるのか、と思うとやる気もわいてくる。


ドイツ人は家で過ごす時間を何より大切にするそうだ。私も「気持ちはドイツ人」になって、居心地のいい家にしたい。
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以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。
『タニアのドイツ式部屋作り』より

使わないものはとりあえず「処分箱」へ(P10)

※いずれうちから出て行くものたちの一時保管所。友人に購入を頼まれたものなどもこの中へ。
素敵ないただきものでも自分の趣味じゃなくて使わないもの。気に入って買ったのに、まったく使わないもの。好きで使ってきたけど見飽きてしまったものなど…。
旅行先のベトナムで見つけた刺繍入りのバッグ。…一度だけ使って汚してしまえばそのバッグは中古品。そうなる前に処分箱へ入れました。
処分箱の中身は時々のぞいて、行き先を考えます。

化粧道具はそのまま旅先へ(P14)

眉ペンシル、アイライナー、マスカラ、リップペンシル、リップグロスなど、縦長のものは全部まとめてコップに投げ込んで使っています。毎朝使う時にコップごと洗面所の台に出し、使ったあとはまたコップごと収納。そして旅行の時は、このコップごとバニティーケースに入れて持っていきます。旅先でもいつものスタイルで同じものを使えるので、とても便利。

旅行用品ひと揃い(P14)

パスポートケース、機内で履くスリッパ、トラベルピロー、変換プラグ、過去の旅行で残った外国のお金、ガイドブックなどを1か所にしまっています。

居心地いい空間を作るには(P34)

まず、一歩引いて部屋を眺めます。そして、その部屋で何をしたいのかを考えます。リビングだったら座っておしゃべりしたり、本を読んだり、友人が来た時には団らんしたり。そのために必要なものを考えて、置くものを揃えていきます。

『ドイツがお手本 シンプル収納・片づけノート』より

タイム&スペース(P9)

この言葉は、ドイツでは「物が少ないほど、時間が多くなる」という意味で使われているそう。…物が少なければ少ないほど、時間を豊かに使うことができるという言い伝えです。

まず考える(P11)

片づけや掃除も、手を動かしたり、ましてや新しい収納家具や掃除道具を買い足したりするよりもまず、考えることが先です。自分はこの空間をどうしたいのか、そこでどう暮らしたいのか。そう考えれば、するべきことがわかってくるはずです。

すっきりルール(P16)

1.家にいる時間を、何よりも大切に
2.空間に合わせて、物を整理する
3.家の中にあるのは、その時使っているものだけ

ものに支配されない暮らし(P22)

大切なのは、「家にあるものを、自分ですべて把握する」という意識。これができて初めて、自分の暮らしを自分の手中に収めることができます。

ドイツのことわざ(P24)

「整理整頓を覚えなさい。そして好きになりなさい。それは時間と手間を節約してくれます」

部屋が汚いと感じたら、掃除よりも片づけ(P41)

その方が、部屋をきれいに見せてくれる。…よくないのは、掃除と片づけを一緒にやろうとすること。いつまでたってまなかなかなきれいにならずにくたびれてしまいますし、途中でやめてしまったら、ますます部屋が散らかります。

まずは換気(P78)

ドイツの家の朝は、どんなに寒くとも必ず換気から始まるそう。窓を開けて空気を入れ換えている間はその部屋から出て、通期に直接当たらないようにすることも大切。通気は万病のもとと考えられているからです。

「時間がある時まで、待ってはいけない」(ドイツのことわざ)(P88)