毎日ゴキゲン♪の法則・スピ編

これからは「自分ファースト」で

賢く料理して、時間を有効利用☆☆☆☆


はかせ鍋がなくてもそれと同じ効果ができる、と紹介していたのが「お鍋を新聞紙で包み、さらに毛布などで包む」方法。
カレーやシチューを作る時、長年そうやってきたのだが、問題なのが熱のせいで新聞がごわごわになり、くり返し使うには保存に場所を取ることや、毛布を専用に用意しなければならない点。いつも使っている膝掛けを流用するわけにいきませんからね。


それで、ある時同じ効果の専用商品がないのかな、と探していたら見つかったのがこの本。
そういえば、以前NHKのあさイチで、友の会の井田典子さんが持参されていたおでん(鍋ごと)の説明で、「鍋帽子を使えば簡単です」と言われていたのを思い出した。
友の会の本なら間違いないだろう、と思って図書館が借りて読んでみた。
私の想像以上に、いろんな料理が作れることがわかった。

 

◆目次◆

はじめに
この本をお使いになる前に
1 鍋帽子ってなんでしょう
2 これこそ鍋帽子で!おすすめの11品
3 今夜の肉料理は、煮こみ、煮ものを中心に
4 魚介のうまみ、たっぷり味わって
5 「ゆでる」にも大活躍
6 こっくりほっくり野菜料理
7 スープ・汁ものは鍋帽子の得意技
8 豆・乾物はふっくらと
9 きょうからごはんは鍋帽子
10 デザートもおまかせ ほか

冷製料理2種
保冷もできます

[私の鍋帽子ライフ]※友の会・会員6名の実例
鍋帽子のルーツ
鍋帽子の手入れと洗濯方法
縫ってみよう鍋帽子 まんまる帽子/きんちゃく型帽子/鍋ぶとん
型紙
材料別索引

見返しに書かれていたのは

「鍋帽子の10の実力」

  1. ふっくらとやわらかく…、じんわり味がしみこんで、料理上手に!
  2. あたかい食事がいつでもスタンバイ
  3. 火口がひとつ増えます
  4. 保温中は手があくので、別のことができます
  5. かぶせておけば「先手仕事」に
  6. ガス、電気の使用量が減り、家計の節約に貢献
  7. CO2削減のエコクッキング
  8. 手持ちの鍋を使えて経済的
  9. 加熱時間が短く、夏でも涼しいクッキングに
  10. 保冷にも役立ちます

本の内容のほとんどはレシピ。白身魚のムニエルやアクアパッツァなど、一見こんなものを鍋帽子で?というようなメニューも載っているので、使い方が広がりそうだ。
ご飯もおいしく炊けるそうで、ご飯もののメニューも豊富。
もちろん、得意そうな豆類を煮る方法や水煮から展開するレシピも紹介されている。
さらに、友の会らしく一度に作っておく1kg野菜のポタージュやゆで野菜、たくさんの野菜を一度に煮てしまうかんたん煮しめなど、家事を効率化したい人のお助けメニューもある。

驚いたのが「冷やすのに鍋帽子が使える」点。蒸し上がったプリンの間に保冷剤をはさみ、上にもバットでカバーして鍋帽子に入れておくと、あら熱が早く取れるそうだ。

友の会会員6名の鍋帽子の使い方が紹介されていて、こちらも興味深かった。
ご飯や味噌汁にまで使うので鍋帽子を大小取り揃えている人も。ご飯が簡単に炊けるから炊飯器を処分した、という人も複数いて驚いた。

ただし、熱々を入れて保温すると言っても少しずつ温度は下がるので、夏場などは温度管理に注意が必要だ。

鍋帽子の作り方や型紙も載っているので、手芸の好きな方は手作りもできる。
※私は手芸の才能がまったくないので、こちらを買おうかと検討中です。
保温調理 ほっとシェフ

圧力鍋と競合する部分があるので、より時短を目指したい人は圧力鍋、台所から離れられることを優先するなら鍋帽子がよさそう。あと、煮崩れが気になる場合も鍋帽子の方が向いている。
興味のある方は、ぜひ一度この本を読んでみてください。
私のアクション:「ほっとシェフ」(市販の鍋帽子)を買うか決める

*1:名前の由来は「博士」ではなく、鍋に“スカート”と呼ばれるものをもうひとつ“はかせる”ことから