何か調べるためにネットで検索していて、この本の存在を知った。
「病気が才能?」この時はまだまだアトピーがひどくて藁にもすがりたい思いだったので、予約した。何か病気に対する考え方やとらえ方を変えられれば、状態も変わるかなと思ったからだ。
待っている間に状態はずいぶんよくなったが、今読んでも面白い本だった。
著者のおのころ心平さんは、「自然治癒学校」という、西洋医学とは少し違った見方をする学校を主宰されている方だ。
ご自身でも2万件の個人カウンセリングをされていて、その経験をもとにまとめられたのが本書。
子どもは、熱を出したり病気をするごとに成長するという。著者によれば、実は大人の病気にも、子どもと同じように成長が期待できるのだそうだ。
さらに、病気は突然降ってわいたものではなく、自分の欲求を無意識に抑えつけた結果だという。また、性格や考え方が病気の原因になっていることも多いのだとか。
病気の仕組みもくわしく解説されているし、それぞれの症状や病気の原因、対処法も紹介されているので、一度読んでおくと病気に対する考え方が多面的になってよさそうだ。
大きな病気の渦中にある人にはそれどころじゃないかもしれないし、これだけを信じて病院での治療をやめてしまうのは危険だと思うが、何となく調子が悪いとか、ちょっとした症状がある人が読むとひどくせずにすむのではないだろうか。
人の健康に関わる職業の人以外は、自分や家族などに当てはまるところだけ読んでもいいと思う。
病気ごとの口グセ一覧や、簡単なエクササイズもあり、自分の体や心を意識できるようになりそう。
著者によれば、病気が治るには「治ってよし」という許可が自分に出せるかどうかが大きいという。
自分がなぜその病気になったのか、どういう抑圧があったのかを理解できれば、許可も出せるのだろう。
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