毎日「ゴキゲン♪」の法則・暮らし編

「暮らし」をみがく読書日記。今の関心は健康的な食べ方、質のいい睡眠、時短家事です。

[読書日記]忙しくても家をキレイにしておきたい!「やらないこと」から決める世界一シンプルな家事☆☆☆☆

※ [Kindle版] はありません

【2019/12/12UP】
知的家事プロデューサー、本間朝子さんの本。
何冊か読んでいますが、今までは正直言って「ズボラで手抜きなだけなんじゃないの?」と思っていたこともありました(すみません)。


でも、この本を読んだらなぜ「知的家事」なのか理解できました。
理由がわかれば、やってみたい、取り入れてみたい、と思うから不思議。


◆本の目次◆
はじめに
第1章 家事に対する考えを変える
第2章 新たな発想を行動に移す
第3章 家の「環境」を変えてみる
第4章 「仕組み」作りを実践する
第5章 効果的な「道具」を選ぶ
第6章 家族の力を合わせて効率化させる

「知的家事プロデューサー」という名前は、ビジネスの考え方を応用して作っているから。
そうなんです、本間さんの考え方はベースに「ビジネス」の考え方があるので、とても合理的。

思わぬことに時間を取られていませんか?

…次のような行動に思い当たることはありませんか?
□家事をやりたくないとグズグズしているうちに時間が経ってしまう
□疲れていて家事が思うようにできない
□家を片づけるのにいつも時間を取られている
□掃除や洗濯のために家中を移動している
□しつこい汚れを取るのに時間を取られている(P19)

こうした時間をなくすだけでも、家事の時間が短縮できる。
「不満」や「気になること」は改善のチャンスと言います。ここを解消していけば、自然と家事がスムーズにできる環境が作れる、というわけ。

やらなきゃいけないことなの?

まず、この本のスタートは
「そもそも、やらなきゃいけないことなの?」
と疑うことから。


アイロンをピシッとかけなくてもOK。すぐ使うものはたたまなくてもOK。自分がラクな方法を取り入れればOK。
少々服にしわが寄っていても、引き出しの中がピシッと揃っていなくても、ニコニコ笑っていられるなら、その方が家族も幸せ。

確かに、「家事をきちんとすること」にフォーカスしてしまうとハードルが上がってしまいますが、「必要十分」を目指せば、そこそこでも合格点が出せます。


昔、母の友人のエピソードで、「ある日、時間がないあまり息子のYシャツ(制服はブレザー)を衿とカフス、前立ての見える部分だけアイロンをかけた」(息子さんはその日、「ブレザーが脱げなかった…」と言って帰ってきたそうです)というのを聞いたことがあります。
当時は笑い話として聞きましたが、今ならそれもアリ、なのかもしれません。

 家事を効率化するには、大きく分けて次のような方法があります。
1.発想の転換
2.環境整備
3.便利グッズ
4.最新家電
5.家事シェア
6.家事代行
7.小ワザ(P3)

まず、本当にやらなければいけないラインはどこなのか?を見極める。
そして、自分には必要ない、と判断したらあっさりやめる=「発想の転換」。

その上で、「ここまでは必要、やる」と決めたラインを守るための環境を整える=「環境整備」。

 本書では、その中でも特に費用対効果の高い、「発想の転換」を第1章と第2章で、「環境整備」を第3章と第4章を使ってくわしく説明しています(P4)。

掃除が苦手な人は多いそうですが*1、苦手な人ほど、毎日のどこかで「掃除の時間」を作って掃除しようとする、と書いてありました。うう、耳が痛い。
掃除はまとまった時間を作るのではなく、毎日の生活動線の中に掃除をうまく組み込んでしまうとよいのだそうです。


本間さんはこんな風にされています。

1.夜寝るときに、リビングにあるフロアモップを枕元に持っていく
2.朝、起きたら寝室のモップをとって、廊下を拭きながら洗面所に移動する(廊下掃除完了)
3.洗面所で顔を洗ったあと、洗面台に置いてあるスポンジで洗面ボウルをさっと掃除する(洗面ボウル掃除完了)
4.顔を拭いたタオルで洗面台と鏡と蛇口をサッと拭く(洗面台と鏡と蛇口の掃除完了)
5.同じタオルで洗濯機の上をサッと拭いて洗濯カゴに入れる(洗濯機の掃除完了)
6.モップで洗面所の床を拭き、そのままリビングの床を拭きながら進み、モップを元の位置に戻す(洗面所とリビングの床の掃除完了)
わざわざ掃除時間をとらなくても、「起きてリビングに向かうとき=掃除時間」に(P27)。

これなら、慣れてしまえばひと通りの掃除が、朝の身じたくのついでにできてしまいますね。

スペースを確保しよう!

環境整備でなるほどと思ったのが、キッチンのスペース。

キッチンで確保すべき3つのスペース
・使う食材を置く「準備スペース」
・食材を切る、和えるなどをする「調理スペース」
・盛りつけた料理を置く「配膳スペース」
この3つのスペースがあると、調理が流れるようにスムーズにできます(P142)。

うちの台所は狭いので、ヘタをすると調理スペースがほかの2つを兼ねてしまうため、時間がかかっていたことが判明。
ここを何とかすれば、もう少し効率よくできるのでは、と期待が持てました。

家事にもチェックリストが有効

考えたり迷ったりする時間をカットするために作業順のリストを作っておけば、あとは見ながらその順番でやるだけ。
また、チェックリストはその作業を習慣化するためにも効果的です。

本間さんは、帰宅後5分間の動線を、今では完全自動化(考えずに動く)しているそうですが、習慣になるまではチェックリストでチェックしていたとか。
毎日やることだから、ひとつひとつはささいなことだから、と考えず、作ってみることでラクになりそう。

家事をシェアするべき本当の理由

家事のシェアについてもいろいろな方法が書いてあります。
何よりも胸を打ったのが、「家事をすることは生きることだ」と実感したいう、お父さんを亡くされた経験。

お母さんが遠方に住むおばあさんの介護のため、お父さんを一人置いて移り住むことになった。家事のできないお父さんは生活が乱れ、他人を家に入れたくないと家事代行サービスを受け入れることも拒んだ結果、病気に。介護をしていたお祖母さんよりも先に、お父さんが亡くなってしまったのだそうです。

家事はきれいごとではなく、生きる手段なのです。自分の面倒を最低限見られるくらいの家事能力がなければ、その人は健康的に生きていけなくなる。
自分がラクをするためではなく、「家事に参加してもらうのは家族自身のため」でもあるんですね。


今までで読んだ本間さんの著作の中で、これが一番わかりやすかったです。
合理的な考え方が好き、ムダをなくしたい、ビジネスの考え方に慣れている、という方に特におすすめです。


私のアクション:朝の動き・夜の動きをリスト化し、チェックして習慣にする♪*2
■レベル:破 「合理的に家事をする」という切り口が新鮮なので


次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

*1:著者のセミナーの参加者の8割は、嫌いな家事に「掃除」を挙げるそうです」

*2:この目的に合ういいチェックリストアプリが見つからず、結局付せんに書いて入れ替えて習慣化しました。今では朝は「ほぼ完全自動化」です