この本は本多さんがご自宅の引っ越しをしたあとに出版されたもの。ワクワクして読んだ。
「収納をどう考えるか」について見直せる本でした。
◆目次◆
「これってうちのこと?」家のモヤモヤ総ざらい
変えるべきは性格ではなく、収納のしくみ
整理収納と片付けの関係1章 まずはモノの整理から
2章 本多家の収納とことん
3章 ラクをかなえる収納テクニック
4章 実況中継!みんなのビフォーアフター
本多家(引っ越し後)の収納をどんな風に考えて作っていったかを巻き戻して実録してあるのがわかりやすい。
載っているのはリビング収納、クローゼット、ランドリーの3か所。
気になる人の多い場所なので、参考になる。
実際のお宅でどう収納を改善したかも紹介されている。
全体に、「収納のプロはどう考えるのか」という流れを見せてもらったようで、新鮮だった。
本多さんご自身が「一番使いやすい収納」は、なかなか見る機会がないので貴重。
内容で印象に残ったのは「いかに面を作り出すか」。
「面」というのは平面のこと。平面があれば、その上に収納できたり、スペースが広がるので、使い勝手がぐんと上がる。
収納家具なども、面を増やすことを重要視しているのでなるほど、と思った。
それから、「使うところに収納する」の徹底ぶり。
本多家はCDプレーヤーが台所にあるので、CDも台所に置いてあるし、薬は水で飲むものなので、薬も流しの下に収納してあるのだそうだ。
一番の敵は思い込み。
「○○は××に置くもの」という思い込みを排除するところから考えるといいそうだ。
「マッチング」という言葉もこの本で初めて知った。
「最も使いやすい場所」に「もっとも使うもの」を収納する。
この、使う頻度と取り出しやすさを合わせることがマッチング。
使いにくい収納はここが合っていないのだそうだ。
「毎日使うものを、かがまないと取れない場所に置いていませんか?」とあってハッとした。
洗面台の下に洗剤を置くというのも、実は使いにくい収納なのだとか。
ただ、毎日使ううちに、不便さになれてしまい、麻痺する人が多いという。
確かに、我が家も何の不思議も感じずにかがんで洗剤を取り出し、洗濯していた。
目新しさはそれほどないし、使う場所に収納、使いやすさ最優先(つまり、見た目の美しさはやや落ちる)本多さんのやり方は好みが分かれると思う。
ただ、「どんな風に収納を作っていくか」という流れはよくわかるので、そういったしくみに興味がある人にはいい本。
ピンと来た方は読んでみてください。
私のアクション:洗面所の「一番使いやすい場所」を見直す
■レベル:破
※この本のメモはありません
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