毎日ゴキゲン♪の法則・スピ編

これからは「自分ファースト」で

『人生を救う 片づけ』メモ

【お断り】内容を損なわない程度に表現を変えているところがあります。ご了承ください

乱れない家を目指すのではなく、「乱れてもリセットできる家」に(P14)

大きな原因となるモノを徹底して選別、数を絞ることが大切。さらにひとつひとつに置き場を決めて、乱れても「これ、どこだっけ?」と戻す時に悩むという煩わしさを減らすこと。つまり、「無理なく持続可能なシステムを」を作り、それを家族全員に周知した状態で暮らしていきたい

「キン・コン・カン」という考え方(P16)

「キン」:できるだけ使う場所の「近」くに置く
「コン」:「コンパクト」の略。たとえば外封筒や包装は外して本体だけにするとスリム化できる
「カン」:簡単に。ワンアクションでスムーズに出し入れできるように収納する

部屋の中に「平面」を作る(P22)

…もっとも心を休めることができるのは「何もない空間」です。
何も置いていない「余白」。
モノを積み上げていない「平面」。
つい、何かをふっと置きたくなる場所であるのに、あえて何も置いていない、ということ。
(中略)
本来、平面は物置き場ではなく、何かをするための場所であるはずです。そこに邪魔なモノがなければ、したい作業がスムーズに始められます。…「平らな面がキープされている」ということは、いつでも自由な行動をスタートできるという未来に向けての豊かな状態。
(中略)

整え上手になるためには「後まわしにしない」(P24)

「手にしたその場で判断する」「後まわしにしない」ことが大切。不要なDMの処分、買った食材の整頓、洗濯物の取り込み……「あとでやろう」と思ったことが積み重なり、山となります。
何かを始める時……「まずは片づけから始めなければいけない」というストレスは、知らないうちに心をネガティブにします。スタートからつまづけば、最後の動作まで気力を持たせるのに大変なエネルギーを使うのです。

「ひと仕事ひと片づけ」を意識する(P24)

何かひとつの動作を始めたら「あと始末まで」を一連の作業と考え、その場で「片をつける」という習慣。

片づけは“だわへし”ルールで(P27)

だ(出す)
わ(分ける)
へ(減らす)
し(しまう)
※香港で片づけ指導をした時は「出分減納」と説明した

「何だか1日がうまく回らない」という人に共通する3つのよどみ(P38)

1.床や空間をたくさんのモノがふさいでいる「視覚的なよどみ」
2.あっちもこっちもやりかけで終わらないという「時間的なよどみ」
3.経済的な悩みなど漠然とした将来への不安から来る「心のよどみ」
これらは別々の悩みのようでいて、じつはからみ合っています。逆にいうと、モノが片づけば、時間の使い方も変わり、気持ちも晴れてきます。つまりひとつのよどみがなくなると、連鎖してよどみが消えていき、家庭という川がスムーズに流れていく。

必要なすべての動作を、玄関だけで完了できるように工夫する(P44)

まずは紙類。チラシはざっと目を通して不要だと思ったら、靴場にある「資源ゴミ」の棚に。公共料金やカード利用明細など封筒に入っているものは、領収・明細だけを抜き、スタンプで宛名を消して資源ゴミへ。一時保存したいモノはジャンル別に引き出しやファイルに投げ込んで分類し、厚さが2センチ以上たまったら不要なモノから処分。
(中略)
理想は、「ハンカチ忘れた」「おっと、手袋!」と取りに行ったり、家族にいちいち「あれ、どこ?」と聞かれずにすむように、使うモノをすべて揃えること。…玄関での行動に必要なアイテムをピックアップし、それらをまとめて収納(以下略)。
今の我が家の玄関は、ほとんどその場を動くことなく「外出まで」と「外出から」の一連の動作を行える。まるでコックピットのようにコンパクト。

外出先で役に立つ道具を持ち歩く(P48)

常に携帯するのがミニポーチ。外出先で震災や事故など不測の事態が起こった際、「一晩帰宅できなくてもしのげる」ことを目安にアイテムをチョイス。
ばんそうこう、あめ、リップクリーム、大型バンダナ(ケガをしたときに包帯代わりに、防寒にも)、マルチツール、カイロ、マスク、保温アルミシート、必要な連絡先や電話番号のメモ。

紙の鮮度を意識する(P50)

・どう見ても不要だとしたら、即処分
・家族別やテーマ別ごと(学校、習いごとなど)に分類
・請求書、領収書は家計簿に残し、行事やカレンダー、手帳、スマホにメモ
・封筒に入れたままにせず、中身を“見える化”して収納をコンパクトに

「囚われの服」を増やさない(P60)

つねに「今、似合う服」だけのワードローブにするためには、衣替えのたびに「だわへし」(=出分減納)を行い、点検するのが理想。
(中略)
2シーズン着ていないなら手放す候補。

「1アイテム5点」主義(P60)

著者のワードローブはオールシーズン、冠婚葬祭用も含めてパンツやスカート、Tシャツ、ブラウスなど16アイテム×5点=総数80点。
・Tシャツ
・夏ブラウス
・山歩き用
・カーディガン
・ジャケット
・長袖ブラウス
・7部袖ブラウス
・長袖Tシャツ
・セーター
・ロングニット
・冬パンツ
・夏パンツ
・ジーンズ
・冬コート
・春秋コート
・礼服

1日を6つの基本時刻で区切る(P68)

「友の会」では50年前から、5年ごとに「生活時間調べ」というものがある。全国の会員が、1週間程度、自分の24時間、1440分に何をしていたかをありのままに記録し、家事や、家族と過ごす時間、自分の時間など、無意識にしていた行動を可視化。今の自分の時間をどう使っているかを把握する。

推奨されているのが「6つの基本時間を自分で決める」。
起きる時刻と寝る時刻を決めたら、1日の活動の枠が決まる。次に、朝食、昼食、夕食の時刻を決める。
私たち主婦にとって特に大切なのが「朝仕事の終了時刻」。
「朝、やる」と決めた食器洗いや洗濯、掃除などの家事を、この時間までに終わらせるという時刻設定。
大きなメリットは2つ。
1.心のゆとりを持てること
「ここまでに朝仕事を終わらせれば、あとは昼食の準備まで自由な自分の時間を持てる」という感覚。
2.動作の効率化ができること
「朝食後からこの朝仕事終了時刻までに家事を済ませるためには、限られた時間の中でどれとをどの順番で行えばいいか」と逆算することで手際よく動けるようになる。

買い物に行く前に冷蔵庫をふく(P76)

空の冷蔵庫を、エタノールを含ませたふきんで拭いてきれいにする。トレーの下だけではなく、上の部分も忘れずに。
使い残した食材がないかもチェック。
庫内が汚れていると、収納したモノにも汚れが移ってしまい、それをキッチンや食卓に置いた時にも汚れてしまうという状況を招く。

合い言葉は「先手仕事」(P78)

買い物の前に、冷蔵庫を拭く。
次に、シンク周りを広く開けておく。帰ったらすぐ作業に取りかかれるため。

買い物のあとに“食材の下ごしらえ”をしておくと、あとがラク。
あらかじめ野菜をゆでたり、肉・魚に下味をつけて焼いておくところまでしておけば…夕食作りのハードルがぐっと下がる。

著者は作業は60分から長くても90分間と決め、お気に入りのCDを1枚流している間にリズムよく終えている。
先手仕事しておけば、毎食のほかにお弁当作りをする余裕が生まれ、おまけに食材の使い忘れや、賞味期限切れまで防げる。