毎日「ゴキゲン♪」の法則・暮らし編

「暮らし」をみがく読書日記。今の関心は健康的な食べ方、質のいい睡眠、時短家事です。

自分の「好き」を大事にする☆☆☆☆

※ [Kindle版] はこちら

この本のことは、最近読んだ本の後ろにある広告*1で知った。面白そう、と思って借りた。
とても素敵な本だった。


◆目次◆
第1章 これだけで、幸せな「ものづきあい」12ヵ条
第2章 「五感」を喜ばせる7つの秘訣
第3章 シンプルで豊かなモンゴル 自由を愛するベルリン
第4章 好きな「こと」や「ひと」だけでいい
おわりに

失礼ながら、著者・小川糸さんのことは存じ上げなかったが、『食堂かたつむり』が話題になったのを始め、プロフィールで作品の名前を見たら、ああ、とわかった*2
お名前の印象から勝手に“おばあちゃんが教えてくれる”感じの本かと思っていたら、ずっとおしゃれな内容だった。


ジャンル分けしたら、「さらっと読めるフォトエッセイ」になるだろうか。
著者が大切にしているものを紹介しながら、ものに対する考え方に触れられる本。
この本に載っている「もの」自体を「これいいな、ほしいな」とは感じなかったが、著者の考え方には共鳴するところが多かった。


著者のベースには「ベルリン」と「モンゴル」の暮らしがある。
ベルリンは今も定期的に滞在されていて、モンゴルではゲルにホームステイさせてもらったという。
日本を離れて、ものに頼らない生活を体験することで、著者の生き方も変わったそうだ。


ものを選ぶ、暮らしていくというのはそのまま生き方なのだ。
何を捨てて何を残すか、というのはものだけでなく、時間の使い方や人間関係にも及ぶ。
著者は、そこにもきちんと自分なりのルールを持っている。
一番印象に残ったのは次のことば。

 人からどう思われようが関係ないのです。大切なのは、自分がどう生きたいかということ。自分だけの幸せのモノサシを持つことです。極論をいえば、自分が幸せになれればいい(P154)。

そして、それには自分の「好き」や「直感」を大事にするといいそうだ。好き嫌いや直感を信じる、ということは、そのまま自分を信じる、ということ。
何げなくやっている「選ぶ」は、実は深いところにつながっているのだ。


旅慣れていて、「軽い生活」がテーマだという著者の旅支度のページが面白かった。自分に合うものを厳選できていると、旅のお供もこんなに少しで済むのか、と驚く。何しろ、ふだん使っているカシミア毛布が持って行けるくらいなのだから、驚く。


写真も、もちろん文章も素敵な本で、さすがは作家さんの本だと思っていたら、「おわりに」でタネ明かししてあった。
この本、実は著者の話を聞いて、ライターさんがまとめたものなのだそう*3

読むだけで、心が晴れ晴れとします。片づけのハウツーものばかり読んでくたびれた、と感じる人はぜひどうぞ。
私のアクション:私にとって「丁寧に暮らす」の定義を考えてみる♪
■レベル:破

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読書日記:『パリが教えてくれたボン・シックな毎日』
※「自分のモノサシを持つ」という言葉で思い出したのがこの本です。


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

*1:たぶん、魚住りえさんの『10歳若返る! 話し方のレッスン

*2:原作がドラマ化されたものは見たことがあります。好きなドラマでした

*3:客観的に見てもらうには第三者が書いた方がいい、という判断だったそうです