一生を添い遂げられるもの(P10)
これで終わり、と言いきれる選択ができたら、その後はずっと買い換えなくていい。一生を添い遂げられるものに出合うことは、その後の人生を楽にしてくれるもの。
「自分だけの基準」を持つ(P18)
私にとって必要なものは世間がすすめる“標準”と同じとは限らない。自分だけの「買う基準」を持とう。
「素材とブランドを決める」(P25)
著者の場合は、「素材とブランドを決める」ことで買い物の選択肢がいい意味で狭まり、気が楽になった。
「丁寧に暮らす」意味は人によって違う(P30)
徹底的に自然素材にこだわりたい人、自分のゆとりを第一に考えたい人、好きなものに囲まれて暮らしたい人…。自分にとっての「丁寧に暮らす」ってどんなことなのか。一度考えてみると、取り入れるべき生活の工夫が見えてくる。
自分を大事にする。だから、無責任にものを受け入れない(P31)
家に持ち込むと決めたものとはできるだけ長くつきあう。おつきあいを長く重ねるには、「大事にしたい」と思えるもの、そして「大事にできる」と自信を持てるものを吟味する必要がある。
常に新しいものを受け入れられるゆとりを作ること(P44)
これを意識することで、ゴチャゴチャとものがあふれた生活を避けられる。…まずは、ものを気軽に家に入れないという意識を持つ。
遊牧民の「生きる力」(P107)
決して多くのものを持っていない遊牧民の人々の暮らしを間近に見ると、彼らからは揺るぎない自信のようなものを感じる。
それは「どこででも生きていける」という自信。ほんの少しの生活道具と、自分にとって必要な食べものがあれば、何があっても生きていける。そんな実感を持てたら、きっとどんなことがあっても揺るがない自分になれる。
自分自身が心地いいと思う気持ちを第一に過ごす(P121)
それがかなうと、他人に対する接し方にもゆとりが生まれる。
大事なのは「自分で自分のリズムを守っている」という感覚を持てるかどうか(P144)
その感覚があるだけで、気持ちがずいぶん落ち着く。
自分の「好き」「嫌い」の感覚を信じる(P147)
もの、ひと、こと。私の暮らし、人生に関するすべてに共通してこだわってきたのは何か。あらためて考えてみると、それは「好きかどうか」という感覚なのだと気づいた。
それを好きと思うか、嫌いなのか。「心地いいか、心地よくないか」という表現に置き換えることもできるかもしれない。
…「好き」という感覚だけに頼るのは、実は自分の感覚を信じる強さを要すること。