毎日ゴキゲン♪の法則・スピ編

これからは「自分ファースト」で

スピッツ/とげまリーナ@大阪城ホール

久しぶりにスピッツのライヴに行ってきました。

私はファンクラブに入っていないので、チケットはオットがe+のプレオーダーで取ってくれたもの。だいたい、オットが当てた時ってハズレが多いんだよね*1、と言いながらあまり期待せずに行ったら、なかなかいいライヴでした。


全然何の予備知識もなしに行ったところ今日は大阪城ホールの最終日で、しかもアリーナツアー「とげまリーナ」の千秋楽でもあったのでした。「これでおしまい、打ち上げ」的な感じはなかったのでちょっと不思議。草野くんが3月にダウンした関係で、アリーナツアーの前にやっていたアルバムツアーがいくつか残っているからだろうか。
以前シカオちゃんのライヴで、本当は楽日じゃなかったのに(確か)急性咽頭炎で飛んでしまったグランキューブ大阪が最後にずれ込んだことがある。これは意図せず最終日になっちゃったのだが、ものすごく盛り上がっていた。
なぜか私が好きなミュージシャンの方々は繊細なのかよくライブが飛びますな*2


スピッツのライヴは1年ぶり。前回はアルバム『とげまる』のツアーだったのだが、何とライヴの日がアルバム発売より前。これは私にはものすごく辛い。なぜなら、知らない曲をライヴでやられると一気にテンションが下がってしまうからだ。
それで前回は不完全燃焼だったので*3、今日は聴き込んだ『とげまる』の中からたくさん聴けて幸せだった。

本日のセットリストはこちら。

1.聞かせてよ
2.俺のすべて
3.恋する凡人
4.ビギナー
5.ロビンソン
6.幻のドラゴン
7.メモリーズ・カスタム
8.TRABANT
9.冷たい頬
10.猫になりたい
11.鳥になって
12.ナナヘの気持ち
13.ヒバリのこころ
14.ガーベラ
15.新月
16.田舎の生活
17.シロクマ
18.夢追い虫
19.どんどどん
20.探検隊
21.けもの道
22.トンガリ’95
23.8823
24.君は太陽
———————–
25.海とピンク
26.空も飛べるはず
ライブ情報ポータルサイト・セトリ!!!よりお借りしました


もともとは私がファンで、オットもつられて行くようになったので、オットは知らない曲がまだあるらしい。直前1週間くらいは「傾向と対策」よろしく古いアルバムをあれこれ引っ張り出して聴いていたが、それでも未知の曲が2曲あったとか。
そのひとつが「田舎の生活」という曲。私ですら「聴いたことはあるけど…何だっけ?」と思う曲が毎回いくつかあり、この曲は『オーロラになれなかった人のために』という古いミニアルバムに収録されていたもの。「やられた」と思ったが、そういえば前にもこのアルバムの「ナイフ」を演奏したことがあった。
とてもいい曲だった。こういう“再発見”みたいなことがあるので、ライヴは楽しい。


テレビでしかスピッツを見たことがない人は意外に思われるかもしれないが、実はMCがかなりある。しかも妙におかしい。反応がいい大阪だからテンションが上がるのだろうか。別に笑いを期待して行っているわけじゃないのに、毎回爆笑してしまう。
今回は、曲紹介で草野くんが
「では『とげまる』の中から『シロクマ』を聴いてください」
と言うつもりが、
「では『シロクマ』の中から…」
と口走ってしまい、しかもギターの三輪さんが容赦なく
「『シロクマ』の中から?!」
と突っ込んだのでめちゃくちゃ受けました…。すみません。「シロクマ」を聴くたびに3年くらい思い出し笑いできそうだ。


3月の東日本大震災でダウンしてしまった草野くん。元気になっているのか、それがとにかく心配だったのだが、ちゃんと声も出ていたし、それなりに元気そうだったので安心した。MCのテンションが高すぎて逆に大丈夫かのかな、と思ったけど。

私はいつもスピッツのライヴで元気をもらっている気がする。演奏はめちゃくちゃうまいし、なぜかいつも爆笑MCだし、田村くんは私が見てきたバンドの中で一番、それも信じられないくらい動き回るベーシストだし。毎回ぴょんぴょん飛んでいる田村くんを見て、なぜか「私もがんばろう」と思う。自分でも不思議だ。年取ってる場合じゃないよね、と思うのだろうか。
というわけで、これで夏が乗り切れそうです。

*1:選曲が私たち好みではない、という意味です…

*2:スピッツのライヴが飛んじゃったことは、私自身はありませんが

*3:ほぼ半分が初めて聴く曲、というのはかなりの緊張を強いられます