【お断り】個人的にまとめたメモです。個人の感想と本の内容は区別できるようにしていますが、著者の意図から離れていることもあるかもしれません。ご了承ください
僕が何かを願ったとする。
その願望のエネルギーがいろいろ回り回って、何かが成就する。願ったとおりの事態が生まれる。驚くことに、そこには調和があった。僕が能動的に動けば、つまり頼みを聞いたり困っている事態を解決したりすると、事が成就する。そのとき背後の世界にまで影響を及ぼす。背後にある神の予定調和とか目に見えない蜘蛛の糸とかネットワークが、見えない糸を動かして事態はなんとかなる。それがわかった。
なにか大きな決定的なことを自分が選択する必要はまったくない。
日常の些細な思いやりがあればいい。相手が見ず知らずの人でも誰でもいい。向こうから疲れ果てたむっつりした人が歩いてきたら、「こんにちは」とひと声かける。その些細なちょっとした人間の行為が自分の選択になる。そうすることで自分の願望が実現する自分の新しい世界を引き寄せる。悪い願望を引き寄せることもあるかもしれない。人間は意地悪だから、悪いこと、他人の足を引っ張ること、そんなことをするかもしれない。日々そういう暮らしや行ないをしていると、悪い願望が実現している新しい世界を引き寄せてしまう。
人を見たら神さまと思え
だからこそ、赤の他人であっても自分以外の人はみんな神様だと思って気をつかい、みんなのために良い行ないを心がける。すると、自分の願望を実現する新しい世界をどんどん引き寄せ、新しい願望実現の波に乗ることができる。そういう些細なことの積み重ねがいい連鎖を生むことに、この半年間、とくにルルドから帰ってから気づいていった。
自分の固定観念にびっしり凝り固まっている人には余計なものが入らない。
隙間がなければ何物も入り込めない。連鎖調和の波だってそんなところは避けて通る。
だからぼんやりする。放念する。頭の中をいつものルーティンワークから解き放つ。