保江邦夫さんの本は『神様から愛される人になる タイムデザインの法則』を読んだことがあります。
内容はぶっ飛んでいますが、著者は量子物理学者としても功績のある方。
アセンション後のしくみがわかりやすそうだったので読んでみました。
※2022年8月現在、Kindle Unlimited対象になっています(時期により、対象外になっていることもあるので必ず確認してくださいね)。
- 「リーマン面」でパラレルワールドを理解する
- 動けば願いが叶う。それが「連鎖調和」
- 「ぐうたら」な方が神さまに愛される
◆目次◆
第1章 新しい次元世界で
第2章 ふたたびルルドへ
第3章 時代は動く
第4章 つながる
第5章 連鎖調和の時代
ポイント1 「リーマン面」でパラレルワールドを理解する
現在、世界は古典的な数学に登場する「リーマン面」の構造をしているそうです。
↑本の中にあった、リーマン面の絵
複数の次元が重なった本のページのように、同時に存在していると考えてください。
今までは同じ次元にいたはずの人が、気がついたらいなくなっている。
それは、自分が新しい次元に移動したから。
著者によると、過渡期は数年間続くので、その間に元の世界に残るか、新しい世界に移動するか、決めなければならない。
しばらくは新しい次元と今までの次元が重なっているので、「今までと変わらない世界」のように感じられますが、だんだん新旧の世界は離れていき、いずれ行き来できなくなるといいます。
それが
“今までは同じ次元にいたはずの人が、気がついたらいなくなっている”
状態。
著者は2012年12月23日に新しい世界に移ったと感じたとか。
「新しい世界は自分の願望が叶いやすくなっている」といいます。
過去の記憶と現在が微妙にずれている、お互いの記憶がちょっと違う、というようなことも起きているそうです。
それもアセンションによるもの。
確かに私も最近はそういうことが起きていますが、10年前には
「アセンション?何にも起こらなかったねー。マヤ暦ってあれ、書くところがなくなっただけっていう説もあるんだよね」
とかのんきに言っていました。
当時からそれだけの違いを感じていたというのは、やはりただ者ではありません。
ポイント2 動けば願いが叶う。それが「連鎖調和」
行動したら実現しやすくなった、と感じた例として挙げられているのは、フランスのTGV(日本の新幹線のようなもの)車内での体験。
リヨン駅でタクシーを待つことを憂鬱に感じていたら、車掌さんが「リヨン駅のタクシー予約サービスがある」ことを歩きながら伝えていた。
車掌さんに名前を書いたメモを手渡したが、何も返事のないまま駅に到着。
しかし、駅では、タクシー運転手が「YASUE」と書いたカードを掲げて待っていたのです。
30年前、タクシー待ちの列にうんざりしながら「こうなったらいいのに」と思っていたことが現実化!
車掌さんに声をかけたことで、僕が夢想してきたことが実現されている新しいリーマン面の次元を引き寄せたのではないだろうか。
だからこそ、自分は何かをしなければいけない。……些細なことでいい。車掌さんにフランス語で声をかけて聞くといった些細な努力があればいい。その些細な努力が響いて波紋をつくる。波紋の広がりの先に、僕の願望が結実した新しいリーマン
面の事件があり、それが実際に引き寄せられてくるはずだ(117)。
著者はこの変化を「神さまの予定調和ではなく、人間の手による連鎖調和」だと書いています。
今までは神さまが一方的に助けてくれる、一方向の「予定調和」だったのが、今では人からも動かせる双方向になったと感じているそう。
でも、この新しい世界では、もはや受け身ではない。人間たちがもっとアクティブに動き、人間たちの能動的な行為がもたらす調和だ。人間たちが決める世界。あることが起こると、それは一見ただ雪崩的に偶然発生した事象とも見える。しかしその事象が勝手にどんどん自己回転する。一巡すると、それが回り回ってある調和につながっている。一見関係のないあれやこれやが互いにつながっていて、全体を見渡すと、前後左右も上下も、あ、そうか、ちゃんと調和していたんだとわかる──そういう調和の世界だ(201)。
ポイント3 「ぐうたら」な方が神さまに愛される
著者は「祝之神事」という秘技を授けられた人でもあります。
継承者として著者を選んだ巫女様は、「なぜ自分にしか神様が現れないのか」という著者の問いに
こう答えます。
「あなた様だけです、ぼやっとのんびりなさっておいでなのは」
「でも、それがよいのですよ」(204)
いい加減でぐうたらだからこそ、神さまはやって来るのです。
昨今 流行りのようなポジティブでなくてもいい。ぐうたらでいい。
犬や猫は明日の食い物を悩んではいない。目の前の物を食べているだけ。キリストは「明日のことを思い煩うな」と言った。
(中略)
額に汗して、今日中に仕上げなくてはいけないとあくせくしていると、古いリーマン面の次元にどっぷりはまりこんで、エネルギーをそっちに吸収されてしまう。人間にはゆとりや隙間が必要だ。
ネジひとつを見ても、きっちり締まるだけがいいネジではない。ゆるみがちょっとあったほうが、いざというときにうまく対応する。
キチキチに対応していると世界の変化がわからない。こまねずみのようにちょこまかと動くだけではわからない。なぜなら、ぐうたらが世界の主役だから。
ぐうたらで、いい加減にしていると連鎖調和が起こってくる。
こんなの読むと気持ちがラクになりますよね。
今の僕が実践しているのは、とにかく絶対無理をしない、がんばらない、明日できることは今日しない。電車が今まさに出発しようとしているところに走らない。行列しているところに並ばない。人が流れている方向とは反対の方向に行く。そんなところでしかない(17)。
著者は武道もされています。
きっと、ゆとりがある、内側がゆるんでいるということが鍵なのでは。
感想
ルルドの泉に行って肝臓がんが消えたとか、信者以外は入れない日のノートルダム大聖堂に入れたとか、大天使ミカエルに会ったとか、奇跡の連続です。
旅行記と奇跡の記録と、前世やUFOの話と、宗教的秘儀や著者が主宰されている武道の話が時系列でそのまま出てくるので、3冊分くらい読んだ気になります。
今回触れられなかったところの方が、面白いと感じる人も多いと思うので、ぜひ読んでみてください。
きっと読むことで何かしらの「連鎖調和」が起きるはず。
アセンションのことがとてもわかりやすかったです。
この本が書かれたのは2013年で、著者は2012年12月23日からアセンションは起きた、と書いているので驚きました。
「2012年から数年」だったら、10年後の今はもうすっかり世界が分かれているはずなんですが、バシャールの針の目もなぜか数年遅れているそうなので、今ならきっと間に合います。
■レベル:破 話のスケールが大きすぎるので、ある程度スピ慣れした方に
私のアクション:ぐうたらでいることを自分に許す
次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモのスタンスはこちら
life.yasuko659.com