大好きで、ことあるごとにお参りしている春日大社。いつもは1日にオット実家に挨拶に行くため大晦日の「大祓式」には出られないのだが*1、今年はオットとオット実家の許可を得て参列することができた。
何のことはない、オットもさんざんな年だったので本人が先に行きたいと言ったのだ。オット実家には「この顔ではよけい心配をかけるので」(これは事実です)と説明した。
大祓式は3時から。二の鳥居をくぐってすぐのところにある祓戸神社で行われる。ふだんは通り過ぎる人も多い小さな神社だが、今日は大勢の人が集まっている。
時間になると神職の方々が並ばれ、大祓祝詞が奏上される。その後、前もって配られた和紙の包みを開き、中に入っている花吹雪のように細かく切られた和紙と檜の皮を左・右・左とかけて祓う*2。以前偶然参加させていただいた伊勢・猿田彦神社では小さい大麻(おおぬさ=神主さんがお祓いの時に振るあれ、です)が配られ、めいめいで祓ったあと回収されたので、神社によってやり方が違うようだ。
大祓式は15分ほどで終了。その後、「『大祓祝詞を唱える会』の会員と、希望者は除夜祭にどうぞ」と案内があったので、言われるまま列に加わった。
あとをついて行くと、特にチェックされるわけでもなくふだんは入れないご本殿の前の建物へ。拝殿側には壁があるが、ご本殿側は御簾が巻き上げてあり、壁がない渡り廊下のようなところに通される。
除夜祭とは1年の最後に行われる行事だそうで、神様へ新年のお供えをする儀式のようだ。高坏に盛られたさまざまなお供えが目の前を進んでいく。巫女さんの舞や琴や笛の演奏まであり、こんな近くで見せていただけるなんて、感激した。
壁がないので寒いし、基本的にずっと正座なので辛かったが、私にとってのハイライトは大祓祝詞の奏上だった。
大祓式では奏上されるのをただ頭を下げて聞いているだけだったが、今度は全員で奏上する*3。さらに、「大祓祝詞を唱える会」の会長さんとおぼしき方が玉串を奉納するのに合わせて、私たちもお参りすることができた。
すると、不思議なことにものすごく体が楽になったのだ。悪いものが抜けたようだった。大祓祝詞はありがたいものだな、としみじみ思った。来年はちゃんと毎日唱えて覚えよう、と決意。
春日大社に行く前に、先月見てもらった霊能者さんに
「顔がここまで回復しました」
と写真を撮ってメールしたところ、返事があった。
「もう悪いものは憑いていないし、これからどんどんよくなりますよ」
と太鼓判を押してくださったのでうれしかった。
いい年の瀬が迎えられてひと安心。来年はいい1年にしたい。