【お断り】個人的にまとめたメモです。個人の感想と本の内容は区別できるようにしていますが、著者の意図から離れていることもあるかもしれません。ご了承ください
ガイアの法則Ⅰ
■宇宙は、必要なところに、必要なだけの、必要な配置を与える。その計算に狂いはない。しかし、個人の意志が何かを目指し、個人的思念の力でそれを実現しようとする者であふれる時、それは思念の次元に摩擦と闘争を生み出す287
■すべてはスピンから始まる326
あなた方現代人はスピンを物質の運動としてのみ認知しているが、宇宙におけるスピンとは、この宇宙が行う無から有への発動であり、その発動は、固有の時間と固有の空間の形成現象に等しい。
■この宇宙のすべてはスピンを基軸に展開する328
シュメールでは、円は宇宙を象徴し、円の回転、すなわちスピンは「聖なる働き」と呼ばれていた
スピンは、特定の何かから見ての相対変化ではなく、それを取り巻く世界すべてとの相対変化を生み出す唯一の運動
ガイアの法則Ⅱ
■日本の新しい文明は象徴伝達205
論理伝達(0度文明)は、多くの言葉や情報の獲得に基づくが、象徴伝達は、ひとつを深めることに基づく。その体得には、同じひとつの型に無限にふれ、無限に体得する必要がある
盆栽は見る人が見れば、一瞬で、創り上げた盆栽家がとらえる世界の全体が伝わる
「古池や蛙とびこむ水の音」という句に、日本人は広大な宇宙を認識できる
しかし、論理伝達で育った人々がこの句に接する時、広大な世界が伝達されないため、「蛙が池に飛びこめば音がするのは当たり前ではないか」で終わってしまう。
論理伝達で育つのか象徴伝達で育つのかの違いは、あなた方が考える以上の大きな潜在的な違いをもたらす
■日本文化の本来は、すべてが象徴伝達208
論理伝達は、直線次元の伝達。象徴伝達は、一点から無限に広がる波紋のような、円的次元の伝達
■神道の本質は型にある208
体を通した所作によって、言葉では限界のある次元を伝える
■怒りや不安などの思念やそれをもたらす現象は、自分の体から発せられている不調和なエネルギーの結果251
怒りの原因をほかの誰かに求めようとするが、それは真の原因ではない。
不調和な思念や、不調和なできごとさえも、体が引き寄せていることが少なくない
体が真に自然でありさえすれば、今よりもずっと調和的に生きられる
■流動は、高低がなければ生じないのは宇宙法則の初歩293
高低がある時、陰陽が生まれ、流動が生じる。流動が失われる時、生命は…真の意味での死に至る。スピンを失う時、存在は、悦びを失い、創造性を失うのだ。
現代のあなた方は、高低の「低」となることは不利ととらえ、誰もが「高」を求め、その一方で、それを否定する平等を自ら主張している。この矛盾に次ぐ矛盾が、あなた方を至福の領域から引き落とし、あなた方を苦しめている。あなた方は、「低」こそが、流動の創造であり、至福の提供者であることを知るべきだ
人間は、宇宙という存在の本質に貢献する時、大いなる悦びに満たされる。その時、宇宙が「高」であり、人間は「低」となる。しかし、その高低があってこそ、「低」は「高」、すなわち全体なる宇宙と化する。
■陰は陽で成り立ち、陽は陰で成り立つ317
だが、今のあなた方は、陰を陰とさせまいとすることで、真の自立性の成立を失い、軸をなくしている
女性原理は、陰に向かうことでスピンをもたらし、男性原理は陽に向かうことでスピンをもたらす。存在の本質原理は常に女性原理にあるのであり、あなた方は自身を自衛して自立できると思い込むことで女性原理を滞らせ、スピンをなくし、軸をなくした生き方をしている。
■宇宙的流動を取り戻す一番の近道は、自身の感情や感覚が、宇宙へのゆだねの状態にあるかどうかを客観視すること342
心地よいと感じる心でない時、人間は観念の世界に生きており、現実を生きていない=宇宙の流れから外れている