『考えない台所 』に感銘を受けた、料理教室主宰・高木ゑみさんの著書。
今回は台所だけでなく、家事全般について、高木さんが工夫されていることをいろいろ教えてくれる。
『大人のおしゃれ手帖特別編集 家事の時間割』というムックでも紹介されていたが、「選択と集中の考え方」が素晴らしく、学ぶところの多い本だった。
◆目次◆
1 ためない毎日編
2 洗う編
3 そうじ編
4 しまう編
5 身支度編
6 台所編
「溜めない」ための裏ワザ編
お弁当のおかず冷凍
お写真で拝見する雰囲気と違い、「おわりに」に松岡修造さんが出てくるくらい、実は熱い人らしい、高木さん*1。
なぜ効率化を進めるのか、目的がはっきりしているところがいい。
高木さんはもっと料理がしたいから、他を効率化するのだそうだ。潔い。
苦手なことは道具や機械の助けを借りてラクをする。工夫して生まれた時間は、思うぞんぶん好きな料理に使う。
やりたいことは人によって違うので、もし料理が苦手なら逆にしてもいい*2のだ。
と言っても、やはり台所にも効率化は大切。お弁当のおかずをまとめて冷凍したり、作りおきを管理するためにカレンダーを使ったり、いろいろと真似できそうなヒントがたくさんあった。
お掃除や収納など、台所以外のこともいろいろ書いてあるのに、やっぱり私がメモしたのは台所関連が多かった。
高木さんはモチベーションを上げる、維持することにも重きを置かれているようで、部屋ごとにイメージする女優さんが決まっている。「美容方面は君島十和子」など*3。
やる作業ごとになりきる高木さんを想像しただけで可笑しい。でも、そのくらい入り込んだ方がはかどるのかもしれない。
一番笑ったのが「キッチンの理想は山口智子、でも実際は高速で動く松野明美」というところ。テンパってシャカシャカ仕事を進める感じがものすごくリアル…。
こんな風に誰かを具体的にイメージするのは、意外に使える方法のような気がする。
結局、毎日少しずつ自分を鼓舞しながら続けるのが一番ラクなのだ。そのために、必要なことを選択し、それだけに集中する。
掃除でも何でも、「あとで」「まとめて」やろうとするのが悲劇の始まり。
以前雑誌で読んだ、「掃除が嫌いだから毎日やる。」というある女性の言葉を思い出した。
ついついあと回しにしてうんざり・後悔してしまう人は、ぜひ読んでみてください。
※ムック『大人のおしゃれ手帖特別編集 家事の時間割』の高木さんのページはそれほど多くありませんが、写真が大きくてわかりやすく、一緒に読むとより深く理解できるのでおすすめです。
私のアクション:「利き手は素手、反対の手にはゴム手袋」を習慣化する
■レベル:守
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