毎日「ゴキゲン♪」の法則・暮らし編

「暮らし」をみがく読書日記。今の関心は健康的な食べ方、質のいい睡眠、時短家事です。

モノを減らすと幸せが増える☆☆☆☆


※ [Kindle版] はこちら

【2019/01/17UP】
ミニマリスト」という言葉が知られるようになった頃、この本のことを知った。書店で見た時に著者の自宅リビングの何もなさに衝撃を受け、図書館で予約した。
ずいぶん待ってやっと読めた。こんな人でも元はモノだらけの生活をしていた、ということに驚いた*1。人は変われる、という希望が持てる本だった。


◆目次◆
本の構成について
はじめに
【第1章】 なぜ今、ミニマリストが生まれたのか?
【第2章】 なぜ、モノをこんなに増やしてしまったのか?
【第3章】 モノを捨てる方法最終リスト55!!
さらに捨てたい人へ追加リスト15!! 「捨てたい病」への処方箋
【第4章】 モノを捨て、ぼくが変わった12のこと
【第5章】 幸せに「なる」のではなく「感じる」
おわりに マキシマムな謝辞

著者は出版界を渡り歩く編集者なので、文章もしっかりしていて、読みやすい。
人気ブログから自分の経験をまとめて出版した本とは毛色が違う。

複数のミニマリストに取材して、いろんなやり方があることもわかる。
その中の「やまさん」というのはやまぐちせいこさんのこと。
あの「ゆるりまい」さんの本を紹介していたりする。


もちろん著者自身の経験も書いてあるが、かなり俯瞰した内容なので「汚部屋」からどう脱出したのか、というプロセスなどはなし。
その点、「実録」が好きな人には少しもの足りないかもしれない。
私も「ミニマリストに踏み出した最初のきっかけは何だったの?!」というところは知りたかった。

ミニマリストミニマリズムとは何か」という学術的な追究もあるので、“理屈はいいから、ノウハウだけが知りたい”という人には不向きかも。


私には“「ミニマリズム」はあくまで手段であり、目的は人それぞれ”というところが、この記事を書くため約2年ぶりに読み返してみて、一番心に響いた。

 ぼくが思うミニマリストは、ただ他人の目線だけを気にした「欲しい」モノではなく、自分が本当に「必要」なモノがわかっている人。大事なものが何かわかっていて、それ以外を「減らす」人のことだ(P48)。

 ミニマリストとは、「大事なもののために減らす人」のこと。減らすことは目的ではなく、減らして優先する「大事なもの」こそ目的だ。ミニマリズムは手段である。ミニマリズムはツールである。減らしたあとに追究する「大事なもの」は人によって違う(P169)。

そして、私にとって一番大事なものは「自分の時間」であり、モノを減らすのはそのためだ、ということもはっきり自覚できた。

……手に負える以上のモノを持っていると、モノ自体に煩わされるようになる。
肝心なことに手が回らなくなってしまう(P36)。

 ものを最小限に減らすと、確実に時間は増える。モノに奪われていた時間が戻ってくる。幸せを根底で支えるのは「時間の豊かさ」(P184)。


最初に読んだ時に一番刺さったのは、「部屋に溜まっているのは、ホコリや汚れではない。」という言葉だった。

ホコリや汚れを放置した「過去の自分」が溜まっているのだ。「やるべきことをやらなかった自分」が堆積しているのだ。
ホコリや汚れは嫌なものだが、何より嫌なのはそれを放置した「過去の自分」と向き合うことになるからだ。これは辛い。モノを減らし、掃除を簡単にすれば、誰でも習慣にすることができる。毎日「やるべき時にやった自分」と向き合えるようになるから、自分のことが好きになり、自信も湧いてくる(P192)。

モノを減らしたとたん、急に元気になったり、掃除がホイホイはかどったりするのは、つまりこういうことなのだ。


ミニマリストとはなんぞや」という基本的なことを教えてくれる本。
まず3冊選ぶとしたら、その中の1冊はこの本にすることをおすすめします。
私のアクション:自分の時間を増やすために、捨てる!
■レベル:守


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

*1:以前の部屋の写真が1枚だけあります