毎日「ゴキゲン♪」の法則・暮らし編

「暮らし」をみがく読書日記。今の関心は健康的な食べ方、質のいい睡眠、時短家事です。

極限までものを捨てると、人生はこうなる☆☆☆☆


家族が借りてきた本。タイトルを見て面白そう、と気軽に読み始めたら、ぐいぐいと人を引き込む展開で、一気に読んでしまった*1
衝撃を受けた。


◆目次◆
はじめに
捨てたい病を発症しました…
第1話 気づきはいつも突然に
第2話 失恋~その時私は捨ての快感を知りました~
第3話 捨ての加速
第4話 大人になるということ~悟り編から
第5話 ブラック企業と汚部屋
第6話 プロポーズは念入りに
第7話 職を捨て、家を出よう
コラム 認知症と祖母

東日本大震災を越えて
第8話 3・11
第9話 大事なものがみつからない!
第10話 本当に必要なもの
第11話 必要なのか捨てられないだけなのか
第12話 生まれ育った家だから
コラム 大切にするということ

汚屋敷脱出!「捨て」ヘの情熱
第13話 もう恥ずかしくない
第14話 猫が走り回る家
第15話 “なんにもない”快感
第16話 引っ越しは短時間で

片づけられない家族と片づけ魔の自分
第17話 持たない女になりたくて
第18話 我が家のルール
第19話 周りの反応
第20話 捨てのK点越え
第21話 家がキレイだと本当に幸せになる?
「なんにもないぶろぐ」まいさんのおうち拝見コーナー

著者は仙台に住む20代の女性。片付けが苦手な祖母・母と暮らす実家は本人曰く「汚屋敷」だったそうだ。
そこからどうやって「なんにもない」住まいに到達したかが描かれている。


後ろの方に、現在の住まいの写真が載っているのだが、これが見事に生活感ゼロ。モデルルームのようだ。
台所など何にも出ていないので「本当にご飯作ってるの?」と疑いたくなるレベル。
でも、ちゃんと生活されている。


いわゆる「断捨離」実録なのだが、この本の特徴はこのふたつだと思う。

  • 東日本大震災を経験して、「片づかない家=危険」を痛感されていること
  • 「ものがなければいい」ではなく、「必要最低限のものを持ち、それはすべて大好きなもの」にすること

ふたつめについて、コラム「大切にするということ」で書かれている。

…「物を捨てる=粗末にしている」は必ずしもイコールではないし、持っているだけでは大切にしていることにはならないと思うようになりました。自分の管理できる範囲で物を持ち、それらを丁寧に使い、手入れをして永く使う……それこそが物を大切にするということなんだと思います(P72)。



さらに、著者は極限までものを減らしたい人だが、一緒に住む家族には強制していないのもポイント。
具体的にはリビングなど共用スペースの掃除・管理は著者が行い、「個人のものは置かない」、というルールを守ってもらっているそうだ。個人の部屋の中は自由。


ネットでは「病気」なんじゃないか、ちょっとおかしいんじゃないかという説も多いようだが、著者自身が「捨てたい病」だと自覚しているし、それを面白おかしく描いている冷静さがある。
本当に何もない家の写真には正直言ってちょっと引いたが、これだけ何もなくても快適に生活できるんだ*2、という興味が湧く。

何より、「断捨離」本って何となく冷たくて怖い印象があるが、この本にはそれがないのだ。人に強制していないからだと思う。
ここまでものを減らせる人はそうそういないだろうが、自分なりの「持たない暮らし」を目指すきっかけになる。


読み終わったら、ものを捨てたくなること間違いなし。
「持たない暮らしをしたいけど、なかなか行動できない」という人は、きっかけ作りにぜひ読んでみてください。
最近シリーズ4冊目が出たそうなので、続きも楽しみです。
私のアクション:まず、今使っていないものは処分する

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※この本のメモはありません

*1:コミックエッセイですし

*2:ご主人は何もない家のリビングが一番落ち着くそうです