毎日ゴキゲン♪の法則・スピ編

これからは「自分ファースト」で

掃除のコツは「ながら&ついで」☆☆☆

その中に、沖幸子さんのインタビューがあり、きれいなご自宅の写真にため息が出た。
沖さんと言えばお仕事でドイツに住んだ時、ドイツ式の合理的な掃除システムに目覚め、帰国後にクリーニングサービスをはじめた、草分け的な存在だ。


台所はもちろんピカピカなのだが、リビングはヨーロッパ風のしつらえで、植物や飾ったものなどもあって豪華な雰囲気。

それなのに
「掃除はあまり好きじゃないから、汚れる前にささっとやってしまうんです。タオル1枚で簡単に」(注:手元にないので記憶で書いています)
とおっしゃる。

「ええ?掃除が嫌い?」という驚きと、「そんなに簡単にできるの?」と思って、図書館で沖さんの著書を検索してみた。
たくさんある中で、「1分」と限定したハードルが低そうな著書が2冊ヒット。内容を見比べてもどちらがいいかわからず、両方予約したら同時に2冊借りられた。

「合わせ技」で読んで、とてもよかった。

 

◆目次◆  「1日1分そうじ
プロローグ
1分そうじ 心得
第1章 「1分そうじ」上手になるには
第2章 場所別 1分そうじ
第3章 モノ別 1分そうじ
第4章 ライフスタイル別 1分そうじ
エピローグ

コラム1 そうじの基本編
コラム2 そうじの心がまえ編
コラム3 そうじの時間編

◆目次◆  「「朝家事」のすすめ! 」
プロローグ
PART1 朝型生活のすすめ
PART2 朝家事でハッピーになろう
PART3 もっと家事をラクにする7つの習慣
エピローグ

私は掃除が苦手だ。おっくうで、なかなか取りかかれない。いざやり始めると徹底的にキレイにしようとして疲れ果てる。
しかも、せっかくのキレイは一瞬しかもたない。掃除が終わった瞬間からまた汚れ始めるから、きりがないのだ…。

著者もエンドレスの迷路から抜け出せなくなり、試行錯誤の末やっとこの方法にたどり着いたそうだ。

 やがて疲れないばかりか、心も楽しくなるには、そうじをする意識なくそうじをやることだと気がついたのです。つまりそれは、毎日の生活習慣のなかに、必要なそうじを、短時間で組み込んでいくという方法です 『1日1分そうじ』(P125)。


しかも、一度にキレイにしようとしない。時間を決めて取りかかり、時間が来たらおしまい。

…「1カ所1分そうじ」、「1日1分そうじ」、たった1分でもコツコツ積み重ねていけば、いつのまにか家中ピカピカになるのです 『1日1分そうじ』(P124)。

これなら、ちょっとやってみようかな、と思える。


沖さんの本、実は『ドイツ流 掃除の賢人』という文庫を3年ほど前に買って持っている。その時はなるほど!と感動したのだが、残念ながら定着はしていなかった。


でも、基本的な内容はほとんど同じなのに、この2冊を読んでやっと理解したのだ。掃除に完璧はない(=掃除したそばから汚れる)のだから、そこそこキレイに見えればいいんだ、ということに。
完璧を目指しても不可能だし、くたびれてイヤになるだけだ。

だから、居心地いいように、見苦しくない程度にキレイにしておく。まとめてやったり、汚れをためてからだと大変なので、気づいたら、ついでに、何かしながらキレイにしてしまう。
これなら、そこそこきれいな状態を、そんなに負担なく保てるのでは?

それが、著者が編み出した「使ったときが手入れどき」「ながら&ついで」などの知恵なのだ。


私自身は、「沖さん=掃除の人」というイメージを持っていたのだが、『1日1分そうじ』の最初は、モノを減らす話から始まっている。なぜなら、モノがたくさんあると掃除が大変になってやりたくなくなるから。

さらに、『朝家事のすすめ!』の方は、さらに踏み込んで朝食メニューや、手早い調理のコツまで教えてくれる。


内容は半分以上同じなので、買うなら気に入った方を*1
、『1日1分そうじ』は横書きで、イラストもシンプルで、色はブルー系。全体的にまとまった印象だ。場所別などに掃除のやり方が書いてあるので、きちんと掃除を身につけたい人におすすめ。

『朝家事のすすめ!』は、もっと家事全体を効率化したい、という目的に合っていると思う。こちらのイラストの方が女の子っぽく、色もピンク系。
どちらかと言えば、一人暮らしを始めた若い女性向けの印象だ。


レビューではあまり評価が高くないが、これはその人の家事レベルによると思う。私はとにかく意識が変わるきっかけになったので、感謝しています。
自分には必要かも、と思った方は読んでみてください。
私のアクション:「そこそこキレイならいいや」と割り切る

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以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
『1日1分そうじ』より

1分そうじ心得(P8)

・かける時間は、1カ所1分
・1日にやる「1分掃除」は5カ所まで
・先手必勝!「汚れる前」「汚れたらすぐ」
・「ながら」「ついで」そうじを習慣に
・そうじ道具はシンプル・イズ・ベスト
・パーフェクトを目指さない

そうじにかかる時間を見直す(P90)

今のあなたの環境における、場所別そうじ時間の目安を作ろう。
まず、キッチンでするそうじ時間を測定してみる。タイマーを使ってゲーム感覚で。
かかるじかんがわかれば、その時間を短縮する方法もわかってくる。

日替わりプチそうじ(P92)

「ついで」「ながら」以外に、ライフスタイルに合わせた日替わりそうじメニューを作ろう。
1週間、曜日ごとに場所とすることを決める。
例)
月 リビングの日 
 (置物、テーブルの上、じゅうたん)
火 洗面所・トイレの日 
 (便器の外側、床、壁、カバー、タオル)
水 バスルームの日
 (シャワーのノズル、天井、排水口)
木 玄関やベランダの日
 (玄関ドア、たたき、ベランダの草花)
金 キッチンの日
 (ガスコンロ、換気扇、流しの下)
土 インテリアの日
 (テレビ、オーディオ、エアコン、家具、カーテン、室内観葉植物)
日 整理整頓の日
 (冷蔵庫の中、クローゼット、下駄箱)

これらの日替わりメニューを、毎日の1分そうじの習慣にプラスする。どちらも、ポイントは1カ所1分以内。

ただし、その曜日に決めたメニューができなくても、「使った時が手入れ時」や「ついで&ながら」そうじをやっていれば問題ない。メニューのクリアにはこだわらないこと。

「ながら」や「ついで」のそうじポイント(P104)

1.何かのついでにすること
2.完璧主義を目指さない
3.汚れたらすぐキレイに拭く
4.汚れを感じたらすぐ行動する
5.気が向けばすぐ手を動かす

*1:『朝家事のすすめ!』は、アマゾンでは取り扱い終了のようです