毎日「ゴキゲン♪」の法則・暮らし編

「暮らし」をみがく読書日記。今の関心は健康的な食べ方、質のいい睡眠、時短家事です。

「体には個人差がある」☆☆☆

上半身に筋肉をつけると「肩がこらない」「ねこ背にならない」 (だいわ文庫)
中野 ジェームズ 修一
大和書房(だいわ文庫)(2014/04/12)
¥ 648

何冊か読んでいるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一さんの本。上半身と下半身のポイントを2冊にまとめた、こちらは「上半身」編。
実際は、下半身を鍛えてから上半身に進むのがベストだそうだが、図書館で借りた順番の関係上、こちらを先に読んだ。


◆目次◆
PROLOGUE 上半身の筋肉を取り戻してラクに動きやすいからだになろう
1 POSTURE 「ねこ背」―姿勢が悪くなってしまう理由
2 LIFE STYLE TO GOOD POSTURE 「ねこ背トレ」―普段の生活をしながら筋肉をつける
3 STIFF SHOULDER 「肩こり」―肩がずっとこる理由
4 LIFE STYLE TO GOOD STIFF SHOULDER 「コリトレ」―普段の生活をしながら筋肉をつける
5 MEAL 「食事」―筋肉を意識した食事は、からだをラクにする
6 MOTIVATION 「ねこ背トレ&コリトレ」―気持ちが上がる続け方
EPILOGUE


 本書では「正しい姿勢とは、関節への負担が最少となる姿勢」「悪い姿勢とは、関節への負担がかかり痛みなどを伴う姿勢」という前提に立ち、自分にとって最もよい姿勢を維持するための方法を解説していきます(P23)。


この本で面白かったのは「よい姿勢、よい体はひとりひとり違う」ということ。自転車選手は自転車に乗る時に最適な体がよい体であり、バイオリニストはバイオリンが弾きやすい体がよい体である。だから、万人向けのよい姿勢やよい体に無理やり持って行くのは、実は間違いだそうだ。なるほど。
つまりデスクワーカーの場合は、長時間座ってパソコンに向かっても疲れない体がよい姿勢・よい体なのだ。


もちろん「自分に最適の体にする方法」は、パーソナルトレーナーについて指導してもらうしかないのだが、個人差を踏まえて書かれたこの本は、万人を同じ型にはめ込もうとする本(著者も以前はそういう本を書いていたそうです)とは要所要所の視点が違う。


たとえばストレッチや筋トレも、一般的な本と同じく「○回×○セット」という表示はあるが、実際には「サーモグラフィーでその部分の筋肉が真っ赤に写るだろうな、と感じるくらい熱くなるまで」が目安だそうだ。何回で熱くなるかは人によって違うし、同じ人でもどのくらいの期間そのトレーニングをしているかで変わってくる。


結局、肩こりになるのもねこ背になるのも、年とともに筋肉量が落ちていくからで、トレーニングでそれをカバーするしかない。姿勢矯正ベルトでねこ背は直らないし、マッサージに行っても根本的解決にはならないのだ。耳が痛い。

レーニング以外にも、食事内容や、精神的なモチベーションにも触れられていて、とてもバランスの取れた本だと思う。


目的を絞って書かれているので、手っ取り早く肩こりやねこ背を解消したい人はぜひ読んでみてください。
私のアクション:ねこ背対策のストレッチ・筋トレをする

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以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

ねこ背を直すには、「下を向かない」(P75)

寄りかからない(P77)

電車などで立つ時には、ドアや手すりなどに寄りかからないようにしよう。いつも寄りかかっていると、寄りかかるための体ができあがってしまう。前を見てまっすぐ立つように意識する。

首回りがこりやすい人は、ストレートネックの可能性がある(P106)

四十肩、五十肩は「凍った肩」=frozen sholder(P131)

炎症が治まってきたら、意識的に肩や腕を動かすようにする。
中身の入ったペットボトルなどを持ち、腕を内側に回したり、外側に回すと、発症を予防するトレーニングになる。

アミノ酸スコア100とは(P162)

すべてのアミノ酸が均等に100含まれていて、体内への吸収率も高いものを言う。
鶏卵、牛乳、牛肉、鶏肉、豚肉、アジ、イワシ、サケ、マグロなど

酵素は体内で作られるもの(P178)

酵素たんぱく質の一種であり、消化酵素は消化・吸収に、代謝酵素代謝や免疫力に大きく関わっている。

酵素とは、必要な時に体内で合成されるもの。そもそも食物に含まれる酵素と、人の体内に含まれる酵素はまるで別物。種類が異なる酵素を体内に取り入れても、酵素としては働かない。

生で野菜や果物を食べる行為は、ビタミンやミネラル、ファイトケミカルを摂るという意味では合理的。だが、酵素を摂るという観点から言えばおよそ見当違い。