※試される方は自己責任でお願いします
お正月休み、美肌師・佐伯チズさんの『佐伯チズの美生活革命』という本を読んだ。“水溶きオロナイン”はその中で紹介されていたものだ。オロナインH軟膏*1に水を加えて乳液状にしたものだそうだ。これを塗ると、さまざまな肌の不調は改善されることが多いという。佐伯さんは一番多きいサイズを常備されているというし、周りのたくさんの人に勧めて喜ばれたそうだ。
オロナインH軟膏が?
「オロナインH軟膏にはステロイドが入っている」と聞いたことがある。さっそく調べてみたところ、疑問が解けた。
現役医師さんのブログに答が(注:この内容を全面的に肯定・推奨するものではありません)。
オロナインH軟膏に学ぶ、思い込み?の凄さ――女医^^遊佐奈子のお気楽!
主成分「グルコン酸クロルヘキシジン液」
そう、、、ただの消毒剤です。医療界では有名な消毒薬「ヒビテン」と同じ成分です。
普通、皮膚科薬で「H」といえば、ヒドロコルチゾン入りとなるので、、、これもそうだと私も思っていたのですが。
なるほどね、Hがついているから誤解が生まれたのか*2。
ステロイドが入っていないことはわかった。しかし、医師はこれで皮膚疾患が治るとは思えないと断言し、お肌を見続けてきた佐伯さんは改善するといって周りにも勧めている。で、私はできれば薬は使いたくない派。うーん。
しばらく悩んだのち、一番小さいサイズ(10g入りチューブ)を試しに買ってみることにした。「経験は知識に勝る」が最近のスタンスなので。佐伯さんを信じよう。
ただし、湿疹(ただれ、かぶれ)には使えないと書いてあるので、皮膚の状態はよく見てから使う必要がありそうだ。
私の場合いろんなところに出ているが、手首と手の甲だけが状態が違う。そこに使ってみようと思った。
他のところは場所が広がったり移動したり、状態も変わったりしているのに、なぜかここだけが爆発した11月はじめからほぼ同じ状態。やや赤みは減ったものの、ほとんど変わらない。手というのはとても目立つところなので、これで少しでも改善すれば、と試してみた*3。
最初は水の代わりに竹酢液を使ってみたのだが、オロナインH軟膏の匂いと竹酢液の独特の匂いが混ざってうわぁ、となってしまった。2日目からは本の通り水で。量が少ないので水を入れる加減がむずかしいが、簡単に混ざるし、確かによく伸びてなじませやすい。量も少しで済む。
水だとオロナインの懐かしい匂いも楽しめる。塗ると非常にしっとりする。それもそのはず、添加物を見ると「オリブ油」*4「グリセリン」「ミツロウ」「ワセリン」と、素人が見ても保湿させるものがたくさん入っている。
4~5日は続けただろうか。結論は
「私の今の状態は改善されない」
だった。残念ながら、よくも悪くも、ほとんど変わらなかった。
でも、ちょっとしたかさつきや、不調に使ってみるのは悪くないと思う。今回は残念ながら使ってもあまり意味がないと判断したが、まだ10分の1も使っていない。アトピーが治ったあと肌に何か別の不調が起きたらその時はまた使ってみる気でいる。あのしっとり感はすごいし、匂いだけで治りそうな気がする。プラセボ効果と言わば言え。体が改善するには心理面も大きいのだ。
*1:佐伯さんは「オロナイン」と書かれていましたが
*2:大塚製薬の公式サイトでもステロイドは入っていない、と書いてあります
*3:ただれはなく、どちらかといえば乾燥した状態でした
*4:なぜか薬に入っている場合はオリーブ油ではなくこう表記されています